アニメ「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第23話のあらすじと感想をまとめています。
感想には独断と偏見と原作をもとにした解説と、軽いネタバレが含まれていることをご了承ください。
第22話「現実(ユメ)」おさらい
- 「デッドエンド」は三年かけてフィットア領に着くがブエナ村はすべて消失していた
- ルーデウスとエリスを無事に故郷へ送り届けたルイジェルドは二人と別れて去っていく
- 難民のテントが並ぶロアでエリスとルーデウスはギレーヌとアルフォンスと再会する
- 両親と祖父を失ったエリスはルーデウスと家族になることを望んで初めて結ばれる
- 翌朝ルーデウスはエリスとギレーヌが行き先を告げず旅に出たことを知って号泣する
第23話「目覚め、一歩、」感想と解説

第23話「目覚め、一歩、」あらすじ
突如、手紙を残してエリスがいなくなった。
人生をやり直し、様々な出会いや旅を経験して変わることができたと思っていたルーデウスだが、エリスを失ったショックで、再び前世のように引きこもってしまう。
ルーデウスがなにもかも諦めかけたその時、彼の脳裏に母・ゼニスの思い出がよぎって・・・。
引用元:dアニメストア
フィットア領の復興に汗を流す人たち
旅をするエリスとギレーヌ。
二人は夜明け前に起きて出発する。
ルーデウスはテントの中で横になっている。

フィットア領の復興に汗を流す人たち。
ルーデウスは一生懸命働いている人たちに背を向ける。
ルーデウスは前世と同じことをしていますね。
エリスに捨てられた(と思っている)ことがだいぶ効いているようです。
脱童貞した朝に超絶調子に乗っていたルーデウスはもういません。
フィットア領の人たちの復興の様子が描かれていますが、「無職転生」をずっと見てきて感情移入したせいでしょうか、オープニングから泣かされてしまいました。
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なにもやる気が起きないルーデウス
割り込みを注意してひどい目に遭う前世の男性。
前世の男性は部屋に引きこもり、優しく声をかける両親にきつく当たる。
ルーデウスのテントにアルフォンスが入ってきてフィットア領の復興の手伝いを依頼する。
ルーデウスはエリスに捨てられたショックでなにもやる気が起きず、アルフォンスの依頼を聞かなかった。

やさぐれたルーデウスの顔がミリシオンで会ったときのパウロにそっくりでした。

原作ではルーデウスはもう少し前向きな態度で、アルフォンスの指示に従っています。
得意の土魔術を使って、復興のための防壁や堤防を作っていました。
そして難民キャンプに一週間ほど滞在したあと、けっこうさらっとした感じでゼニスを探す旅に出ています。
アニメでは前世の男性の思い出と重ねていたので、少し重い内容になっていたようです。
アルフォンスに言った「エリスに逃げられて残念ですね」も原作では冗談っぽく言っていて、あんなに悪意のある言い方ではありませんでした。
アルフォンスも前世の男性の両親もまっとうなことを言っているのですが、心が塞がったルーデウスと前世の男性にはまっとうな言葉が届かなかったようです。
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魔物を倒して感謝されるルイジェルド
魔物を倒すエリス。
ギレーヌが「本当によかったのか?」とエリスに聞く。
魔物を倒したルイジェルドに商人と冒険者の男性たちが感謝する。
名前を聞かれたルイジェルドは「ルイジェルドだ。パーティー名はデッドエンド」と答える。
ルイジェルドは「デッドエンド」の名前を出しても怖がられないことに困惑する。

ルイジェルドが倒した魔物は危険度Dランクのターミネートボアで、アスラ王国では凶暴な魔物に属しています。
ターミネートボアはエリスが斬っていたアサルトドッグを従えて攻撃してくることがあり、アサルトドッグの数次第で危険度がB~Cランクに上がる魔物です。
ルイジェルドが助けた三人は商人と護衛の冒険者のようですが、三人は「デッドエンド」を知りませんでしたね。
魔大陸で「デッドエンド」の名前を知らない人はいませんが、中央大陸ほど遠くなると「デッドエンド」の知名度はイマイチのようです。
むしろ名前出したら怖がられるかなと思ったけど、反応がなくて拍子抜けした感じのルイジェルドでした。
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ルイジェルドの安堵とエリスの決意
エリスはルーデウスのすばらしさをギレーヌに語る。
出身を聞かれたルイジェルドが「スペルド族だ」と答えるが、男性たちは怖がらなかった。
額の目を見ても怖がらない男性たちにルイジェルドは苦笑いする。

エリスは「わたし、ルーデウスを愛してる!」と叫び、「今度はわたしがルーデウスを守るの」と誓う。

エリスのショートヘアは似合っていてかわいかったですね。
エリスとギレーヌは中央大陸の北西の端にある「剣の聖地」へ向かっています。

「剣の聖地」は剣神流の本拠地で、ギレーヌも以前「剣の聖地」で修業しています。
エリスはそこで修業して龍神オルステッドを倒せるくらい強くなってやると決意しているのです。
ルイジェルドの「子どもは食べん」で一同大笑いになりました。
マジレスして笑われて苦笑するルイジェルドですが、きっとうれしかったでしょうね。
ルイジェルドと男性たちのやりとりもアニメオリジナルですが、ルイジェルドの四百年間の苦悩が解消されていく様子が見れてよかったです。
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ルーデウスに関わった人たちの現在
雪道を進む馬車の中でザノバがルーデウスとの再会を期待する。
ギースが暑さに不満を言いながら砂漠を歩いている。
ギュエスとミニトーナが剣術の訓練をしている。
トクラブ村愚連隊のクルトとバチロウがウェンポートに着いた。
家に親戚が集まっているが、前世の男性は顔を出せず布団に横になる。

第2クールの最終回らしく、第2クールで活躍した人たちが登場していますね。
ザノバはシーローン王国からラノア王国のラノア魔法大学へ向かっています。
ギースはミリス神聖国からベガリット大陸へ渡ってルーデウスの家族を探しています。
ザノバとギースは「無職転生」の中盤以降で、とても重要な役割を果たす人物です。
「無職転生」がずっと続けば、第8クールあたりで熱い展開を見られると思うのですがどうでしょうね。
クルトとバチロウがウェンポートにいるのはアニメオリジナルです。
原作ではリカリスの騒動以降登場していなかったので、もしかしたら今後アニメオリジナルで活躍するかもしれません。
前世の男性が引きこもるようになって数年が経過した様子が描かれていました。
前世の男性が「あぁ・・・」と唸っていましたが、何日もしゃべらないと声が出なくなるのは本当だそうです。
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ゼニスの行方をキシリカに教えてもらう
タルハンドとキシリカが酒を飲み比べしてキシリカが勝つ。
酔いから覚めたロキシーはキシリカの飲み代を立て替えてやる。
お礼にキシリカからルーデウスの家族の行方を探してもらう。

パウロとリーリャと娘二人はミリシオンで元気にしていると言う。
ゼニスはベガリット大陸の迷宮都市ラパンにいると言う。

ルーデウスは中央大陸で落ちこんだ顔をしていると言い、大笑いする。
お礼を言うロキシーを残してキシリカは去っていった。
ロキシーたちがドンチャン騒ぎしていた町は、魔大陸の北西にあるクラスマです。
海人族と交易があるため、おいしい海鮮料理を食べられる地域です。

魔大陸のお酒はからくてロキシーはあまり飲みませんでしたが、クラスマには海人族の甘いお酒もあるので、ロキシーは甘いお酒を飲んで酔っ払っていました。
キシリカが酒場の店主に詰め寄られて名前を出した「ハグラー」は、クラスマ周辺を治めている魔王バグラーハグラーです。
バグラーハグラーはでっぷりと太った豚顔の魔王で、食と酒に関しては魔大陸でも随一の知識を持つといわれています。
ラプラス戦役のときには人族の領地から食料やお酒を奪いまくったことで、「略奪魔王」と呼ばれて恐れられていたそうです。
行方不明だったゼニスの居場所がやっとわかりましたね。
迷宮都市ラパンはベガリット大陸にある大きな街で、迷宮が多数あるので「迷宮都市」と呼ばれています。

以前は小さなオアシスでしたが、魔物が掘った大量の巣穴が迷宮になったことで、一攫千金を求めて世界中の冒険者と商人が集まるようになり、大きな街に発展しました。
キシリカがゼニスたちを探すのに使った魔眼は万里眼で、この世で見通せないものはないという魔眼です。
しかしベガリット大陸の迷宮は魔力濃度が高く、キシリカの万里眼を以ってしても詳細を見ることができませんでした。
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ゼニスを探す旅に出るルーデウス
ロキシーとエリナリーゼはゼニスとルーデウスの安否を心配する。
タルハンドは酒の飲み過ぎで放心していた。
自暴自棄になって眠ったルーデウスは子どものころの夢を見る。
疲れているゼニスを気遣うルーデウス。
ゼニスはルーデウスに「ルディ、大好きよ」と言う。

目覚めたルーデウスはゼニスを探す旅に出る。
ゼニス視点の不思議な夢でしたが、これもアニメオリジナルです。
ルーデウスが見ている夢のようでいて、ゼニスが見ている夢をルーデウスが感じているのかもしれません。
ノルンとアイシャが生まれ、ルーデウスがロアへ行く前の時期だったようです。
ゼニスは「仕度ができたら起こしてくれると助かるわ」と言っていますが、あれはルーデウスに助けにきてと伝えているのではないでしょうか。
原作でゼニスの身に起こったことを知っているので、ゼニスが「ルディ、大好きよ」と言ったとき胸が詰まってしまいました。
ゼニスについてのくわしい記事はこちら
ラノア魔法大学のフィッツ
五歳で水聖級魔術師(しかも無詠唱)になったルーデウスについて話し合う五人の人物。
半信半疑のアリエルとルーク。

アリエルから「あなたと彼はどういう関係なのですか?」と聞かれ、フィッツは「一言で言えば、一番尊敬している人です」と答える。
ラノア魔法大学の生徒会室にいる五人は、アスラ王国から逃げてきたアリエル王女一行です。
一人だけ座って偉そうにしているのがアリエル・アネモイ・アスラで、左側に立っている男性がルーク・ノトス・グレイラット、奥にいる女性二人は従者(エルモア・ブルーウルフとクリーネ・エルロンド)です。
そして手前の白髪の人物が、フィッツを名乗っているシルフィエットです。
シルフィエットは魔力災害でアスラ王宮に転移させられて以降、諸事情あってサングラスで目を隠し男性の格好をして過ごしています。
理由は以下の記事にくわしく書いていますが、フィッツの顔をもう少しはっきり見たかったですね。
フィッツ(シルフィエット)についてのくわしい記事はこちら
アリエルについてのくわしい記事はこちら
まとめ:第23話の感想と解説について
今回は、第23話の感想と解説についてまとめました。
- エリスは強くなってルーデウスを守れる存在になるためギレーヌと剣の聖地を目指す
- ルイジェルドは魔物から商人と冒険者を助けるが三人はスペルド族を恐れなかった
- ルーデウスはエリスに捨てられたショックで難民キャンプで引きこもってしまう
- ロキシーたちは魔大陸クラスマで偶然会ったキシリカにゼニスの居場所を教えてもらう
- ルーデウスは前世の男性の思い出とゼニスの夢を見てゼニスを探す旅に出る
- シルフィエットはフィッツを名乗りラノア魔法大学でルーデウスについて語る
以上、「無職転生」第23話「目覚め、一歩、」の感想と解説でした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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