アニメ「無職転生~異世界行ったら本気だす~」は、小説投稿サイト「小説家になろう」で2013年10月から5年半の間、累計ランキング1位を維持していた人気作品が原作になっています。
今回は、フィリップとヒルダの魔力災害後の生活(死亡)やルーデウスとの関係、プロフィールなどについてくわしく紹介します。
フィリップとヒルダとは?
フィリップ・ボレアス・グレイラットはエリスの父親

フィリップ・ボレアス・グレイラットはエリスの父親で、アスラ王国フィットア領ロアの町長を務めています。
人当たりのいい性格ですが、健全な貴族らしい腹黒い一面があります。
フィットア領主サウロスの影響で乱暴に育った娘エリスを、「少しわがまま」と言うくらい親馬鹿でもあります。
フィリップは獣族の女性が好きですが(ギレーヌに妾にならないかと一度だけ誘ったことがあります)、フィリップに限らずサウロスもエリスも、ボレアス家の人間は獣族が好きです。

パウロといとこに当たり、パウロが冒険者パーティーの若い女性メンバーを妊娠させて泣きついてきたときは、ブエナ村の駐在騎士の仕事を与えてやりました。
フィリップとパウロは子どものころは仲がよく、一緒に悪いことをやっていました(当時はノトス家の当主になるはずのパウロが立場は上でした)。
フィリップはボレアス家の次期当主の座を六歳年上の兄ジェイムズと争っていましたが、現在は大きな差をつけられていて、今のところほぼ勝ち目がありません。
フィットア領ロアの町長の仕事はそのジェイムズに押し付けられたものですが、フィリップはボレアス家の当主になることをまだあきらめてはいませんでした。
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フィリップ・ボレアス・グレイラットのプロフィール
本名:フィリップ・ボレアス・グレイラット
年齢:24歳(初登場時)
出身:アスラ王国フィットア領
種族:人族
身分:貴族
職業:ロア町長
弱点:獣族の女性(特に尻尾)
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ヒルダ・ボレアス・グレイラットはエリスの母親

ヒルダ・ボレアス・グレイラットはエリスの母親で、フィリップの妻です。
真っ赤な長い髪と大きなお胸を持つ、いかにも貴族夫人といった雰囲気のきれいな女性です。
ヒルダには三人の子どもがいますが、ボレアス家の伝統によって、エリスの兄と弟はジェイムズの養子としてアスラ王国の首都アルスで暮らしています。
フィリップがジェイムズとの次期当主争いに負けたので、フィリップの息子は次代の権力争いに参加できないように、ジェイムズから養子として取り上げられたのです。
ボレアス家に生まれたフィリップはその悪しき伝統に納得できても、自分の生んだ子どもを取り上げられたヒルダは納得できず、精神が不安定な状態でした。
そこにエリスの家庭教師として、自分の息子たちと年の変わらないルーデウスがやってきます。

自分の息子たちは屋敷にいないのに、よその家の子どものルーデウスが我が物顔で暮らしていることを快く思わず、ルーデウスのことも嫌っていました。
しかし乱暴で勉強も礼儀作法もまったくできていなかったエリスが、ルーデウスの教育により貴族の子女らしくなっていく様子を見て、ルーデウスに対する評価を少しずつ変えていきました。
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ヒルダ・ボレアス・グレイラットのプロフィール
本名:ヒルダ・ボレアス・グレイラット
年齢:20代前半(初登場時)
出身:アスラ王国フィットア領
種族:人族
身分:貴族
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フィリップとヒルダの転移後は?

中央大陸の紛争地帯で死亡する
フィリップとヒルダは魔力災害(フィットア領転移事件)に遭って、中央大陸の紛争地帯に転移させられました。

中央大陸の紛争地帯は、先の戦争(ラプラス戦役)以降の400年間、たくさんの小国が一帯の覇権を求めて争いを続けている地域です。
フィリップとヒルダはそんな物騒な場所に、着の身着のままで転移させられました。
二人は捕まり、他国のスパイの容疑をかけられて拷問を受けます。
しかし身元を証明することができないまま、無残に殺されてしまいます。
ルーデウスたちといたギレーヌも、魔力災害で紛争地帯に転移させられていました。

ギレーヌは紛争地帯の一国、マルキエン傭兵国の大量の魔物が出没するエジンの森へ飛ばされました。
襲ってくる大量の魔物を倒している途中で三国間の戦争に巻き込まれますが、ギレーヌは難なく切り抜けます。
そして紛争地帯からアスラ王国へ帰還している途中、殺されて吊るされているフィリップとヒルダを見つけました。
ギレーヌは悲しみに暮れながら二人を埋葬したあと、フィリップとヒルダを殺した連中を討ち取りました。
ギレーヌが現地に埋葬した二人の遺体は、のちにルーデウスとエリスがアスラ王国にあるサウロスと同じ墓地に移しています。
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フィリップとヒルダとルーデウスの関係は?

ルーデウスをエリスの夫にと画策する
フィリップはパウロの紹介で、ルーデウスをエリスの家庭教師として迎え入れています。
パウロの紹介文によるとルーデウスは幼いが優秀というので試しに雇ってみることにしますが、実はそれほど期待していませんでした。
しかしルーデウスはフィリップの予想以上に優秀だったので、エリスと結婚させて将来的にボレアス家を乗っ取ろうと考え、早い段階から根回ししています。
何事か達成させようとするときにいろいろと策を弄するルーデウスのやり方をフィリップは気に入ったようです。
エリスの10歳の誕生日パーティーではルーデウスの存在を隠そうとしますが、エリスとルーデウスが見事なダンスを披露させたことでサウロスが歓喜し、フィリップの思惑を台無しにしていました。

フィリップはルーデウスの10歳の誕生日パーティーのあと、ルーデウスにボレアス家を一緒に乗っ取らないかと野望を伝えますが、ルーデウスからは酒の席の冗談ということにされてしまいます。
フィリップはあきらめた様子を見せますが、内心ではまったくあきらめていませんでした。

ヒルダはエリスの10歳の誕生日パーティーのダンス披露で、うまくリードしてエリスに恥をかかせなかったルーデウスを評価していました。
アスラ王国では5歳、10歳、15歳の誕生日を大事にしますが、パウロたちはブエナ村で魔物が急に増えたせいで、ルーデウスの10歳の誕生日を祝ってやることができませんでした。
ヒルダは理由はどうあれルーデウスが家族にほったらかしにされていることを不憫に思い、ルーデウスをエリスと結婚させて自分の息子にしようとします。
ヒルダはルーデウスの誕生日パーティーのあと寝ていたエリスを起こし、深夜ルーデウスの部屋に行かせて既成事実を作るようにけしかけました。

エリスとルーデウスはその夜はヒルダの思惑通りにいきませんでしたが、のちに二人は無事に結婚しています。
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まとめ:フィリップとヒルダについて
今回は、フィリップとヒルダについてまとめました。
- フィリップ・ボレアス・グレイラットはエリスの父親でフィットア領ロアの町長
- ヒルダ・ボレアス・グレイラットはエリスの母親でフィリップの妻
- フィリップとヒルダは有能なルーデウスをエリスの夫にしようと考えていた
- フィリップとヒルダは魔力災害に遭い中央大陸の紛争地帯に転移させられる
- フィリップとヒルダはスパイの疑いをかけられるが身元を証明できず殺される
- 同じく紛争地帯に転移させられたギレーヌがフィリップとヒルダの遺体を見つける
- ギレーヌが二人のかたきを討ちルーデウスとエリスが遺体をアスラ王国に埋葬する
以上、「無職転生◆フィリップとヒルダは転移で死亡?ルーデウスとの関係は?」でした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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