アニメ「無職転生~異世界行ったら本気だす~」は、小説投稿サイト「小説家になろう」で2013年10月から5年半の間、累計ランキング1位を維持していた人気作品が原作になっています。
今回は、ヒトガミの正体と目的、使徒は誰で何人いるか、ヒトガミは最後死亡するか、などについてくわしく紹介します。
ヒトガミの正体は?

ヒトガミは太古の七神の生き残り
ヒトガミは太古の七神の生き残りですが、実のところ正体不明の存在です。
ヒトガミは人の世界の神「人神(じんしん)」ではなく、無の世界で生まれた何か(無神でもありません)が本来の人神に成り代わったか取り込んだかした存在だろうということです。
白くもやがかかったような外見で、ヒトガミの表情はよくわかりません。
ヒトガミは「信用させる呪い」を持っていて、呪いの通じる相手にはヒトガミから神聖なる気配と神々しさを感じるそうですが、呪いの通じないルーデウスには卑猥で詐欺師のようで胡散臭さしか感じませんでした。

実際にヒトガミは軽い口調で嘘をついて平然と人をおとしいれ、ヒトガミにだまされて苦しむ人を笑いながら馬鹿にするような外道でした。
ヒトガミは「信用させる呪い」のほかに「夢の中で相手の心を読む」や「超強力な遠視と未来視」の能力があり、これらの能力を使って人を信用させて、使徒として操っています。
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過去ヒトガミは5つの世界を滅ぼした
ヒトガミは太古の神の時代(人の世界の歴史書には10万年前と記述されています)に、人の世界以外の5つの世界を滅ぼしています。
ヒトガミがどういう理由で人の世界以外を滅ぼしたのかは不明です。
太古の神の時代には、人神(人の世界)、魔神(魔の世界)、龍神(龍の世界)、獣神(獣の世界)、海神(海の世界)、天神(天の世界)、無神(無の世界)がいて、それぞれの神がそれぞれの世界を支配していました。
この世界はサイコロのような六面体になっていて、表面に人の世界から天の世界の6つがあることで「六面世界」と呼ばれています。
そして六面体の内側に、無の世界があります。
ルーデウスが生きている人の世界は、地球のように球面ではなくて、世界地図のように平面になっています。

ヒトガミは人の世界と龍の世界以外の4つの世界を争わせて滅ぼしたあと、龍の世界を自らの手で滅ぼしました(戦闘力は七大列強上位よりも強いといわれています)。
人の世界だけを残したヒトガミは無の世界に入って結界を張り、現在もその結界の中にいます(無の世界へは自分から行ったのか初代龍神に閉じ込められたのかは不明です)。
ほかの世界が滅んだとき、滅んだ世界の魔力が、草原と川だけが続くほぼ平坦だった人の世界に流れ込んで、山あり海あり森あり荒野あり砂漠ありの六面世界を凝縮したような現在の地形になったということです。
オルステッドは滅ぼされた龍の世界と父親である初代龍神のかたきを討つために、何度も何度も時間をループしてヒトガミを追い続けています。
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ヒトガミの目的は?

ルーデウスの子孫を誕生させないようにすること
ヒトガミがルーデウスの夢に出てきた目的は、ルーデウスの子孫がこの世界に生まれてこないようにルーデウスを誘導することです。
ヒトガミは「超強力な遠視と未来視」の能力を持っていますが、ルーデウスの子孫たちと龍神オルステッドが手を組んで自分を討つ未来を見たことで、ルーデウスの子孫がこの世界に誕生しないようにたくらみます。
ヒトガミは子孫ではなくルーデウスを殺そうともしましたが、ルーデウスの運命が強すぎてどうしてもうまくいかなかったそうです。
ヒトガミはこれまで「信用させる呪い」「夢の中で相手の心を読む」「超強力な遠視と未来視」の能力で使徒を操り、自分に都合のいい世界を作っていました。
しかし異世界人のルーデウスには「信用させる呪い」が通じないので、ヒトガミは自分に感謝したくなるような助言を何度か与え、ルーデウスから信用されるように誘導しました。
ヒトガミはルーデウスから信用された頃合いを見計らって、「地下室に行って異常がないか見てきてほしい」という頼みごとをしました。
しかしそれはルーデウスにとって最悪の未来を招く頼みごとで、ロキシーもシルフィエットもエリスも無残な死を遂げ、オルステッドと組んでヒトガミを討つ子孫も生まれないという、ヒトガミが最も望む未来でした。
ルーデウスがヒトガミの頼みごとを聞いて地下室の様子を見に行ったら始まる未来は、地下室にいる魔石病にかかったネズミが扉が開いたすきに外に出て、ロキシーに感染してお腹の子ども共々死亡し、そのことがきっかけで自暴自棄になったルーデウスが悪い方へ悪い方へと進んでいく未来でした。
未来からやって来た年老いたルーデウスの忠告によって最悪の未来は回避できましたが、ヒトガミに嘘を吹き込まれ、家族を人質に取られて脅されたルーデウスは、龍神オルステッドと戦うはめになりました。

ルーデウスはオルステッドと戦いますが惨敗し、家族を守ってもらう条件でヒトガミを裏切りオルステッドの配下になります。
オルステッドから龍神の腕輪(身に着けた人やその周囲がヒトガミから見えなくなる)をもらって着けたことで、その後ルーデウスはヒトガミから操られることがなくなりました。
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ヒトガミの使徒は誰?

ルーデウスと関わるヒトガミの使徒は8人
ルーデウスと何らかの関わりがあるヒトガミの使徒は8人います。
ヒトガミはルーデウスの行動を制限したり、殺そうとしたり、将来自分にとって不都合になりそうな人物を排除したりするために使徒を操っていました。
しかし運命の強いルーデウスはヒトガミの思うようにはならず、ルーデウスと関わった使徒の多くは命を落とす結果になりました。
ヒトガミの使徒
- ルーク・ノトス・グレイラット
- 水神レイダ・リィア
- ダリウス・シルバ・ガニウス上級大臣
- 国王レオナルド・キングドラゴン
- ジェイド将軍
- ギース・ヌーカディア
- 魔王バーディガーディ
- 冥王ビタ
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ルーク・ノトス・グレイラット

ルーク・ノトス・グレイラットはアリエル王女の守護騎士で、ルーデウスのいとこ(父親パウロの弟ピレモンの息子)です。
茶髪でイケメンでパウロ並みにだらしない下半身ですが、剣の腕はパウロの足元にも及びません。
同僚のシルフィエットのために秘蔵の媚薬を快く提供し、おかげでルーデウスのEDが治りました。
アリエルのアスラ王国での復権のために甲龍王ペルギウスの後ろ盾を得ようとしますがうまくいかず、焦っているときに、ヒトガミから「(ルーデウスが)ノトス家の当主の座とアリエルの体を狙おうとダリウス上級大臣についた」という助言を受けます。
ヒトガミの助言を受けたルークはルーデウスに不信感を募らせていましたが、オルステッドの配下になり事情を知っているアリエルに「ヒトガミは悪神だ」と諌められていました。
しかし糾弾されたダリウスを逃がした水神レイダ・リィアを、突然現われたオルステッドが一方的に殺害したことと、父親ピレモンが失態を見せてアリエルに処刑されそうになったことで、判断力を失ったルークはアリエルの首筋に短剣を押しつける暴挙に出ました。
シルフィエットの説得で、ヒトガミの助言に惑わされアリエルの騎士であることを忘れていたルークは短剣を捨て、処刑を覚悟してアリエルの前にひざまずきました。
ルークの暴挙は有耶無耶にされて許され、父親ピレモンの失態も許され(しかしノトス家の当主の座は剥奪され領地に軟禁)、代わりにルークが当主を任されました。
ルークはのちにアスラ七騎士「王の懐刀」を務めています。
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水神レイダ・リィア

レイダ・リィアは水神流の最強剣士で、60歳を過ぎた小柄な女性です。
「レイダ・リィア」は本名ではなく、水神になった女性が名乗る名前です(初代水神レイダルにあやかっていて、男性の水神はレイダルを名乗ります)。
エリスは剣の聖地で、対オルステッドのために、レイダに水神流の対処法を教わり、北帝オーベール・コルベットに北神流を教わっていました(エリスは北神流聖級を習得しています)。
レイダは七大列強下位クラスの戦闘能力を持つ実力者で、アスラ王国の元剣術指南役でもありました。
レイダは少女のとき両手を斬られる危機を少年ダリウスに助けられたことがあり、その恩を返せないままでいましたが、レイダの夢にヒトガミが出てきて、「水神としてもう一度王宮に仕えれば、そのときの恩を返せる」と助言しました。
レイダが護衛として再びアスラ王国に仕えていると、アリエルから以前の悪事で弾劾され処刑されそうになったダリウスを見て、ヒトガミの助言の意味を理解してダリウスをかばい逃がします。
レイダは水神流の幻の奥義「剥奪剣界(はくだつけんかい)」でルーデウス、アリエル、ペルギウスの動きを止めてオーベールに殺害させようとしますが、ルーデウスに魔道具で呼ばれ猛然と現われたオルステッドから一撃で討たれてしまいました。
レイダが命がけで逃がしたダリウスも、ギレーヌによって討ち取られました。
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ダリウス・シルバ・ガニウス上級大臣

ダリウス・シルバ・ガニウスは、でっぷりと太った体でいやらしい目つきをしたアスラ王国の上級大臣です。
後宮侍女時代のリーリャの胸をいやらしい目で見ていた大臣で、ルーデウスによるエリスの狂言誘拐に便乗して本物の誘拐犯を差し向けた黒幕でもあります。
第二王女アリエルと第二王子ハルファウスを失墜させた第一王子グラーヴェル派の有力貴族で、フィットア領転移事件(魔力災害)ではピレモンと共謀してエリスの祖父サウロスを処刑しました。
アスラ王国の王様が病気で倒れたとき、ヒトガミから「ねずみ色のローブを着た魔術師から殺される」と助言を受け、アスラ王国の転移魔法陣をすべて破壊し、ルーデウスとアリエルを殺すために水神レイダと北神三剣士を雇います。
王位を奪還するためアスラ王国に乗り込んだアリエル一行は、ダリウスが以前誘拐して性奴隷にしていた貴族の娘を証人にしてダリウスを弾劾し、権力を失墜させ処刑させようとしますが、水神レイダがその場に乱入してダリウスを逃がします。
レイダはオルステッドに討たれ、逃げるダリウスを護衛した北神三剣士の一人、オーベールはルーデウスたちに倒され、ダリウスはサウロスのかたきとしてギレーヌに斬り捨てられました。
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レオナルド・キングドラゴン王とジェイド将軍

レオナルド・キングドラゴンは、中央大陸南部にある王竜王国の第32代国王です。
ジェイド将軍はシーローン王国の将軍で、第11王子ハルハ・シーローンの伯父に当たります。
レオナルド王はヒトガミの助言を受け、シーローン王国から追放されてきた人質同然のパックス・シーローンに第18王女ベネディクトを妻として与えました。
二人が結婚するための手順で王竜王国とシーローン王国がトラブルになったことでレオナルド王は激怒してしまい(王竜王国の立場が上です)、パックスに死神ランドルフ・マリーアンを貸し与えてシーローン王国でクーデターを起こさせます。

レオナルド王はクーデターが成功してシーローン王国の王位に就いたパックスに、レオナルド王への感謝と「期待に応えなければいけない」という意識を強く植え付けました。
クーデターのせいで軍事力の落ちたシーローン王国を北部にあるビスタ王国が狙っていましたが、パックスが神子であるザノバを呼び寄せ(ルーデウスとロキシーがザノバの応援についてきました)、ビスタ王国との最前線になるカロン砦で防衛の任務を命じます。
ザノバたちがカロン砦にいるあいだに、ジェイド将軍が第11王子ハルハ・シーローンを旗印にクーデターを起こし、王都を占拠してパックスとベネディクトの住む王城を包囲しました。
カロン砦の戦いに勝利したザノバたちが王都へ戻ってきて、王城の最上階(5階)にある国王の寝室に駆けつけますが、パックスはバルコニーから飛び降りて自殺してしまいました(残されたベネディクトはランドルフが王竜王国へ連れ帰っています)。
ヒトガミはレオナルド王とジェイド将軍を操って、パックスに大きなプレッシャーと深い失望を与えて自殺に追い込んだようです。
ヒトガミがパックスを亡き者にした理由は、パックスは30年後、シーローン王国の王制を廃止してシーローン共和国にして奴隷商人ボルト・マケドニアスを重用しますが、そのボルトの子孫から魔人ラプラスが生まれるからでした。
しかしパックスが死んだことで、魔神ラプラスがどこで生まれるのかわからなくなってしまいました。
魔神ラプラスはオルステッドがヒトガミを倒すために必要になる「五龍将の秘宝」を持っているので、魔神ラプラスの生まれる場所がわからなくなることはヒトガミにとって都合がよかったのです。
ルーデウスたちがシーローン王国で活動しているあいだにレオナルド王はオルステッドに暗殺されていました(パックスの死亡によりシーローン王国でヒトガミの動きはもうないので、ジェイド将軍は放置されたそうです)。
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ギース・ヌーカディア

ギース・ヌーカディアは冒険者パーティー「黒狼の牙」の元メンバーで、ミリス大陸大森林のドルディア族の牢屋でルーデウスと出会っています。
ギースの出身は魔族のヌカ族で、村長の息子に生まれて不自由なく暮らしていましたが、そうした生活をつまらなく思いギースは冒険者になりました。
しかし剣術も魔術も人並み以下だったため、受けた依頼で死にかけたところをヒトガミの助言で助けられ、その後もヒトガミの助言で冒険者ランクを上げていったことからヒトガミに恩を感じています。
ヒトガミからルーデウスを倒す協力を求められたとき、ギースは恩返しとヒトガミに認められたい気持ちがあり、世界中を回って実力者を仲間に引き入れました。
しかし戦闘能力は高いけどギースのいうことを聞かず自分勝手に動く者ばかりを集めてしまったせいで、ギースはビヘイリル王国での戦いに敗北して死亡しました。
ルーデウスはラノア王国にあるパウロの墓のとなりにギースの墓を作ってお参りしています。
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魔王バーディガーディ

バーディガーディは魔大陸ビエゴヤ地方を治める魔王で、魔界大帝キシリカ・キシリスの婚約者です。
筋骨隆々の体に黒い肌、6本の腕と紫色の長髪が特徴の陽気で奔放な不死魔族です。
キシリカ・キシリスから「すごい魔力量を持つ人族がいる」と聞き、ルーデウスのことが気になりラノア魔法大学までやって来て、ルーデウスと決闘して以来親しくしていました。
バーディガーディはラノア魔法大学の学生として過ごしていましたが、シャリーアで偶然ルイジェルドと再会して、ビヘイリル王国の森にスペルド族の仲間がいることを伝えます。
バーディガーディはヒトガミからスペルド族の情報を聞いていたので、ルイジェルドと会ったとき善意で地竜の谷の奥地にあるスペルド族の村まで送っていったようです。
バーディガーディはその後ギースにルーデウスを倒すよう協力を求められ、リングス海(世界地図中央の海)の迷宮に沈んだ闘神鎧(とうしんがい)を回収して装着し、七大列強三位の闘神として登場しました。
バーディガーディの不死魔族特有の再生能力と闘神鎧の防御力で、一つの都市を消滅させるほど戦闘能力が大幅に上昇しましたが、魔導鎧零式と王竜剣カジャクトを装備したルーデウスに6本の腕を切り落とされて敗北しました。
バーディガーディは地竜の谷の谷底に、神級の結界魔術で体をバラバラにされたまま、ほぼ永久的に封印されています。
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冥王ビタ

冥王ビタは青い粘液で核をおおうスライム状の魔族で、人の体内に侵入して幻覚を見せて操る能力があります。
ビタはその能力の使い方をヒトガミに教えてもらってある魔王の体に入り込んで好き放題やっていましたが、死神ラクサスに敗北して天大陸の「地獄」へ逃げました(逃げ道もヒトガミに教えてもらっています)。
ビタが「地獄」へ逃げたあと、死神ラクサスはランドルフに倒され「死神」の肩書きと「ラクサスの骨指輪(死神ラクサスがビタを殺すために作った指輪)」を譲りますが、ランドルフはパックスの息子の件でお世話になったお礼に「ラクサスの骨指輪」をルーデウスに渡していました。
ヒトガミに恩を感じていたビタは、ヒトガミからルーデウスとの戦いに協力を求められて受け入れます。
ギースが原因不明の疫病で苦しんでいるスペルド族の村へきて、ルイジェルドに「この先この国で大きな戦いがある。そのときに力を貸してほしい」と頼み、力を貸してくれるなら病気で苦しむ仲間を助けてやろうといいました。
ギースはビタの入った瓶を持って「これを飲んで体内に入れるとビタの力で病気の進行と症状を抑えられる」と説明し、打つ手のなかったルイジェルドはギースの提案を了承しました。

しかしルーデウスの説得でルイジェルドがギース(黒幕ヒトガミ)を裏切ると知ったビタは、ルイジェルドを操って今度はルーデウスの体内に入り込みます。
ビタはルーデウスの体内に入り込んでエッチな幻覚を見せますが、ルーデウスが身につけていた「ラクサスの骨指輪」に幻覚を打ち破られて、どんどん縮んでいって死亡しました。
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ヒトガミは最後死亡する?

ヒトガミの最後はわからない
ヒトガミが最後にどうなったのかはわかりません。
ルーデウスは34歳のとき、能力をすべて封じられて体をバラバラにされたヒトガミが体のそれぞれを半透明の鎖と魔法陣のようなもので封印されている未来と、その後目が覚めた74歳の自分が家族やオルステッドに見守られながら亡くなる、という夢を見ました。
夢の中ではヒトガミをそういう状態にしたと思われる人たちが背を向けて立っていて、そこにはオルステッド、ララと聖獣レオ、エリスの子孫や篠原秋人(ナナホシと一緒に交通事故に遭った男子高校生)と思われる青年がいました。
オルステッドたちはヒトガミが死んだら人の世界が滅ぶかもしれないので、殺さずに体をバラバラにして無の世界の中で封印したようです。
ララが描いた魔法陣に乗ってオルステッドたちがどこかへ転移したあと、封印されているヒトガミは憔悴した様子でルーデウスに「僕は君が、嫌いだよ」といいました。
その夢はルーデウスが前日の宴会で飲み過ぎて寝坊をしたとき、ララがいたずらで龍神の腕輪をはずしたすきに、ヒトガミが未来視の能力で見た自分の未来をルーデウスに見せたものでした。
それから40年後、ルーデウスは夢で見たように74歳で老衰で亡くなりますが、死後にヒトガミと会って話しています。
ヒトガミは40年前にルーデウスに見せた自分の悲惨な未来を変えるため、ビヘイリル王国の戦いのあとから準備をしていて、「それがこの50年で整った」とルーデウスにいいました。
ヒトガミは「きみは自分の子孫が互いにいがみ合い、殺し合うのを止めることはできない。僕にもうやめてくれ!と泣きつくこともできない」と挑発しますが、ルーデウスは悔しがったり悲しんだりといったヒトガミが望むような反応をしません。
ヒトガミはそんなルーデウスに苛立ちますが、ルーデウスは「俺は死んだ。俺の仕事はここでおしまい。あとのことは、生きているやつに任せればいい」と答え、思い残すことがないくらい十分に生きたので「俺はもう、満足だ」と伝えました。
ルーデウスは少しずつ意識が薄れるなか、ヒトガミに「じゃあな」と別れのあいさつをしたあとヒトガミを背にして、白い部屋をまっすぐ歩いていきました。
ヒトガミは肩を落として座り込んだまま、返事をすることなくため息のようなものをつきました。
ヒトガミが未来視で見たように体をバラバラにされて封印されるのか、ヒトガミの準備した計画がうまくいってオルステッドがまたループを繰り返すのかはわかりません。
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まとめ:ヒトガミについて
今回は、ヒトガミについてまとめました。
- ヒトガミの正体は太古の七神の生き残りだが実のところ正体不明の存在
- ヒトガミは太古の神の時代に人の世界以外の5つの世界を滅ぼした(理由は不明)
- ヒトガミの目的はルーデウスの子孫がこの世界に生まれてこないようにすること
- ルーデウスと関わりのあるヒトガミの使徒は7人でほかにもいるが明確ではない
- ヒトガミの最後は不明だが無の世界で四肢をバラバラにされて封印される未来がある
以上、「無職転生◆ヒトガミの正体と目的は?使徒は誰?最後は死亡する?」でした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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