アニメ「無職転生~異世界行ったら本気だす~」は、小説投稿サイト「小説家になろう」で2013年10月から5年半の間、累計ランキング1位を維持していた人気作品が原作になっています。
今回は、リニアことリニアーナ・デドルディアが奴隷になった理由、ルーデウスとの結婚、リニアの最後、プロフィールなどについてくわしく紹介します。
リニアーナ・デドルディアとは?

リニアーナ・デドルディアは獣族のお姫様
リニアーナ・デドルディアはラノア魔法大学の特別生で、獣族のお姫様です。
猫耳と尻尾と巨乳を持ち、語尾に「ニャ」をつけて話すデドルディア族の女性です。
剣王ギレーヌ・デドルディアはリニアーナの叔母にあたります。
ミリス大陸大森林北部の出身で、リニアーナの祖父で族長のギュスターブから留学を命じられ、幼馴染みのプルセナ・アドルディアとともにラノア魔法大学へ入学しました。

明るく楽観的な性格で、高い敏捷性と筋力、吠魔術の使用で戦闘能力が高く、ラノア魔法大学の不良学生を従えて「女番長」のように振る舞っていました。
以前「無言のフィッツ」ことシルフィエットにも一度喧嘩で負けているのですが、その後もあまり懲りていないようでした。
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ルーデウスに喧嘩で負けて監禁されて子分に
ルーデウスが入学後、ザノバのロキシー人形を壊した件でルーデウスの怒りを買い、リニアーナとプルセナは岩砲弾で気絶させられ、ルーデウスの部屋で丸一日縛られて監禁されます。
顔に落書きされたことはともかく、丸一日食事を与えられず排泄もその場でさせられたことが本当に懲りたようで、二人はルーデウスをボスと認めてだいぶおとなしくなりました。

その後リニアーナとプルセナはいくつかのイベントを経てラノア魔法大学を卒業するのですが(二人は首席で卒業しました)、卒業式のあと二人はルーデウスとナナホシに決闘の見届けをしてくれるよう依頼します。
決闘に勝利したほうが大森林に帰ってドルディア族の族長を目指すということで、激闘のすえにプルセナが勝って故郷へ帰還していき、負けたリニアーナは商売をすることにします。
そしてリニアーナは借金して商売道具をそろえ、ラノア王国をふくむ中央大陸の北方大地とアスラ王国を行き来する行商人になりました。
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リニアーナ・デドルディアのプロフィール
本名:リニアーナ・デドルディア
愛称:リニア
年齢:10代後半(初登場時)
出身:ミリス大陸大森林北部
種族:獣族(デドルディア族)
魔術:風・土・治癒・解毒魔術初級、水魔術中級、火魔術上級、吠魔術(ドルディア族の固有魔術)
特技:鋭い嗅覚(人族が発情しているのがわかる)
弱点:ほかの種族に比べて知能が低い
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リニアーナが奴隷になった理由は?

リニアーナは商売に失敗して詐欺に遭う
リニアーナは商会から大きな借金をして商売を始めたため、儲けより借金の利子が高くつき赤字経営に陥ってしまいました。
小さい商売から始めてコツコツやっていけばよかったのに、リニアーナは一気に稼ごうと思ったようです。
リニアーナは借金を返済しようとまじめに働いていましたが、利子を返すのに精一杯で借金を完済する目途がつきません。
そんなリニアーナに目をつけた悪い商人がいて、リニアーナに「商会のメンバーになれば借金の利息がゆるくなり、今よりもっとずっと楽に返済することができる」と持ちかけました。
そして「メンバーになるためには商会に上納金としてアスラ金貨20枚が必要となるけど、これは俺が建て替えておこう。あとになって返してくれればいい。一応借用書は書いてもらうが、お前を信用しているからな」と言葉巧みに騙します。
上納金を支払った証明としてリニアーナはメンバーズバッヂを受け取りましたが、商会はそんなバッヂなど発行しておらず、しかしリニアーナが記名した商会の借用書は本物でした。
リニアーナが詐欺に遭ったことに気づいたときにはその商人はすでに姿をくらましていて、以前の分と今回騙された分を合わせ、リニアーナは一気に多額債務者になってしまいました。
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リニアーナは借金返済ができず奴隷になる
アスラ金貨20枚は日本円で200万円相当なので、商売を始めるときに借りたお金と合わせると、そう簡単に返済できる金額ではありません。
首が回らなくなったリニアーナは商会から商売道具の馬車と仕入れた商品を差し押さえられ、リニアーナ自身も借金の担保として奴隷商人に売り飛ばされてしまいました。
奴隷の身に落ちたリニアーナはすぐに買い手がつきますが、客は獣族好きで有名な貴族、アスラ王国のジェイムズ・ボレアス・グレイラット(エリスの伯父さん)でした。
リニアーナはドルディア族のお姫様で美人で巨乳で戦闘力も高く魔術も使えそして生意気な処女という獣族好きにとっては最高の女性だったので、ジェイムズは前金としてアスラ金貨300枚(約3千万円)を渡していました。
ところがリニアーナは奴隷市場から逃げ出して偶然通りかかったエリスに助けられますが、その際リニアーナを追いかけていた奴隷商人が数人斬り殺されてしまいます。
ルーデウスの家に奴隷商人が来てリニアーナの引渡しを求めますが、奴隷商人からすればすでに前金を受け取っている高額商品をエリスが奴隷商人を斬り殺して奪っていったわけなので当然のことでした。
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ルーデウスがリニアーナを高額で買い取る
当初ルーデウスはリニアーナの自業自得だから仕方ないとして奴隷商人にリニアーナを引き渡そうとしますが、考え直してリニアーナを買い取ることにします。
前金がアスラ金貨300枚ということは全額なら相当高額になるはずと思い、ルーデウスはアスラ金貨1500枚相当(約1億5千万円)の魔石が入った袋を奴隷商人に渡してリニアーナの借金を肩代わりしました。
その後リニアーナはグレイラット家の奴隷になり、アスラ金貨1500枚分を返してもらうまでメイドとして働いてもらうことになりました。
しかしグレイラット家のメイドの給料は月にアスラ銀貨2枚(約2万円)、半額を借金返済に充てても1年間でアスラ銀貨12枚、借金を完済するまで千年以上かかる計算でした。
リニアーナはグレイラット家でメイドとして働き始めましたが、リニアーナにメイドの適性はなかったようで、炊事すれば皿を割る、掃除すれば鏡を割る、洗濯すればシーツを毛だらけにしていました。
上司にあたるアイシャが叱っても「ニャハハハ。悪い悪い、次から気をつけるニャン」と謝罪に誠意が感じられず、そしてロキシーとエリスに比べてシルフィエットを軽く見ている様子も気に入らないとアイシャは憤ります。
しまいにはアイシャのお気に入りのティーカップを割ったことでアイシャは激怒、ルーデウスに「あの猫を捨てるかエリスの実家に売ろう」と言い出しました。
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リニアーナをルード傭兵団の代表にする
これ以上リニアーナをグレイラット家のメイドにしておけないと考えたルーデウスはザノバやクリフと相談した結果、カリスマ的人望があるリニアーナに人を集めさせて仕事をさせることにしました。
ルーデウスの配下として、オルステッドから任された簡単な仕事や雑用などを手伝わせることにしましたが、リニアーナだけでは不安なのでアイシャをサポート役につけます。
アイシャはリニアーナを慕って集まってきた人たち(ほとんどが戦うことしか能がない獣族)の顔ぶれを見て、リニアーナを代表取締役にして用心棒のリース業務を始めることにしました。
組織や団体と期間や人数を契約して用心棒をリースするのですが、アイシャたちが暮らすシャリーアには冒険者や騎士団、ラノア魔法大学の学生、鍛冶屋や魔道具屋、奴隷商人など多くの職業派閥があるため喧嘩やもめ事などトラブルも多く、中立の立場で守ってくれる用心棒の需要が意外に高かったのです。
アイシャがルーデウスの偽名を使って名付けた「ルード傭兵団」は、ドルディア族のお姫様が代表をしていることもあってか起業してすぐに信頼を得て、魔術ギルドや魔道具工房など大手から用心棒の依頼が入りました。
最初は30人ほどで始めたルード傭兵団でしたがすぐに団員の応募があり、現在では50名ほど在籍していて、冒険者街の三丁目にある耐魔レンガで作られた二階建ての立派な建物を事務所にしています。
アイシャはケイオスブレイカー(甲龍王ペルギウス・ドーラの空中城塞)にいるナナホシからアドバイスをもらい、団員に制服と礼儀を義務づけて、団員同士の連帯感と顧客に対する信頼感を高めることに成功しました。
制服は諸事情あって黒いコートの背中に黄色い虎(本当は「グレイラット」でネズミ)の刺繍が入ったいかついものになり、礼儀はルーデウスがよくやっている腰を45度曲げて頭を下げるお辞儀を採用しました。
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リニアーナは借金返済の当てができる
礼儀正しくしっかり統制されたルード傭兵団ですが、はたからは黒ずくめのガラの悪い連中に見えるようで、リーリャやシルフィエットはアイシャのことをとても心配していました。
アイシャとリニアーナの様子を見に行ったルーデウスは、ルード傭兵団の事務所の二階、一番奥にあるカーテンを閉めきった薄暗い部屋の中で、ニヤニヤと笑いながら金貨(団員からの上納金)を数えている黒ずくめでサングラス姿の二人を見つけます。
アイシャからルード傭兵団について説明を聞いたルーデウスは納得して、アイシャの能力を見直すと同時にリニアーナの借金返済の当てができたことに安心しました。
その後リニアーナはルーデウスが聖獣レオを召喚した件で一度ルーデウスとドルディア族の村に帰りますが、雨期の食料を盗み食いした罪で投獄されていたプルセナをかばって釈放させて、シャリーアに連れて戻ってきます。
プルセナは聖獣レオの世話係としてシャリーアに戻ってきましたが、ルード傭兵団の副所長としてリニアーナと一緒に働いていて、聖獣レオの世話はほとんどしていません。
のちにルード傭兵団は、オルステッドの仕事のサポートやルイジェルド人形の販売を手伝い、80年後に復活する魔神ラプラスを倒す戦力を集めることを目的として世界各国に支部を展開することになります。
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リニアーナはルーデウスと結婚する?

ルーデウスの幻覚の中で二人は結婚している
ルーデウスは冥王ビタに体内に侵入されてエッチな幻覚をいくつか見せられますが、そのうちの一つがリニアと結婚している幻覚でした。
ルーデウスは龍神オルステッドの配下として、ヒトガミとの決戦に備えて世界各地を飛び回っていましたが、ヒトガミの使徒であるギース・ヌーカディアを見つけてビヘイリル王国に赴きます。
ビヘイリル王国の奥地で偶然スペルド族の村を見つけ、恩師で友人のルイジェルド・スペルディアと再会しますが、ルイジェルドはギース(黒幕ヒトガミ)の策略で冥王ビタを取り込んで操られていました。

ルーデウスの説得によりルイジェルドが裏切りそうになり、ギースの策略が失敗すると考えた冥王ビタは、ルーデウスの体内に入り込んで操ろうとします。
ルーデウスの体内に入った冥王ビタはルーデウスに幻覚を見せますが、その幻覚の中でルーデウスとリニアが結婚していたのです。
朝食を作るリニアーナにルーデウスが抱きついて胸を揉んでリニアーナから手をひっかかれるという場面で始まり、リニアーナは発情期のときしか子作りをさせてくれないが、いざ発情期になればルーデウスの性的欲求を十分に満足させてくれる、おかげで子どもが12人もいて、という内容です。
その幻覚はルーデウスが身に着けていた「ラクサスの骨指輪」で打ち破られ、最後冥王ビタは小さく縮んで死にました。
冥王ビタの幻覚は体内に入り込んだ人の記憶と欲望をブレンドして見せるものだったので、ルーデウスが以前リニアーナと夜のベッドでプロレスごっこをしたいと思ったことがあったせいでそういう幻覚を見たようです(エリスにネグリジェを着せられルーデウスに差し出されたこともありましたし)。
ルーデウスの幻覚にはアリエルやアイシャも登場したので、二人にも同じような欲望を持っていたようです。
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まとめ:リニアーナ・デドルディアについて
今回は、リニアーナ・デドルディアについてまとめました。
- リニアーナは獣族(ドルディア族)のお姫様でラノア魔法大学の特別生
- リニアーナとプルセナはラノア魔法大学で不良学生を従えて女番長を務める
- リニアーナとプルセナはルーデウスに喧嘩で負けて縛られて丸一日監禁される
- リニアーナとプルセナは卒業式の日に決闘してプルセナが勝利し大森林へ帰る
- 決闘に負けたリニアーナは商売を始めるがうまくいかず騙されて多額の借金
- ルーデウスが奴隷商人からリニアーナをアスラ金貨1500枚で買い取る
- リニアーナはグレイラット家でメイドになるが適性がなくアイシャと衝突する
- リニアーナとアイシャはルード傭兵団で用心棒をリースする仕事を始め成功する
- ルーデウスの幻覚の中でリニアーナとルーデウスは結婚して12人の子どもを作る
以上、「無職転生◆リニアはルーデウスと結婚する?奴隷になって最後は?」でした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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