アニメ「無職転生~異世界行ったら本気だす~」は、小説投稿サイト「小説家になろう」で2013年10月から5年半の間、累計ランキング1位を維持していた人気作品が原作になっています。
今回は、リーリャとアイシャの転移後の生活、死亡説、リーリャの過去と最後、プロフィールなどについてくわしく紹介します。
リーリャとは?

リーリャはグレイラット家のメイドで第二夫人
リーリャはグレイラット家の侍女(メイド)で、茶色の髪で眼鏡をかけている気品のある女性です。
まじめで義理堅く冷静な性格ですが、したたかな一面もあります。
アスラ王国ドナーティ領の出身で、水神流の道場の一人娘です。


アスラ王国の後宮で近衛侍女として働いていましたが、王女を狙う暗殺者と交戦した際に負傷してしまい、その傷が原因で近衛侍女を辞めました。
その後フィットア領ブエナ村のグレイラット家でメイドとして働くことになります。
普通の子どもと違うルーデウスを気味悪く感じていましたが、不倫と妊娠の発覚で危機を迎えたリーリャ(とお腹の子ども)を救ってくれたことで、敬意を抱くようになりました。
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リーリャのプロフィール
本名:リーリャ
年齢:20歳(初登場時)
出身:アスラ王国ドナーティ領
種族:人族
職業:メイド
剣術:水神流中級
特技:家事全般、王宮で通用する礼儀作法を心得ている
短所:迷信深い
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リーリャの過去は?

出身はアスラ王国ドナーティ領
リーリャはアスラ王国ドナーティ領出身です。
水神流の道場主の長女(一人娘)として生まれました。
リーリャが水神流を学んでいる道場へ、父親から勘当された貴族のドラ息子パウロが住み込みの道場生として転がり込んできます(パウロは当時12歳、リーリャは13歳でした)。
パウロは剣術の才能があり(すでに剣神流の上級剣士)、水神流の先輩であるリーリャをすぐに追い抜きました。
そのせいでパウロは傲慢になっていて、道場主や先輩道場生を見下し、練習を怠けたり道場生たちと度々問題を起こしていました。
リーリャはある夜、投げやりになったパウロから夜這いされて処女を奪われます。
パウロはリーリャを犯したことをみんなに知られる前に道場を逃げ出してしまいました(控えめにいっても最低のクズ野郎です)。
そのことでリーリャは男性恐怖症になり、娘を心配した父親はアスラ王国の後宮の仕事(周りに男性がいない職場)を知り合いのツテを使って探してきました。
リーリャは後宮で仕事をしているうちに男性恐怖症が治り、今は大丈夫だということです。
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アスラ王国後宮の近衛侍女
リーリャは水神流の中級を習得し、アスラ王国の後宮の近衛侍女(このえじじょ)として働きます。
後宮とは、王宮の奥にある王妃様やお后様が暮らしている場所のことで、江戸時代の大奥みたいなものです。
近衛侍女とは、王妃様やお后様の護衛と身の回りのお世話をする女性のことで、礼儀作法はもちろん、戦闘能力も必要とする仕事です。
ある日、生後間もないアリエル姫を暗殺者が狙いますが、リーリャは暗殺者と戦って阻止しました。
しかしその争いの際に、毒を塗れらた短剣で足を切られてしまいました。
すぐに治療を受られけたおかげで一命は取り留めましたが、足に後遺症が残りました。
日常生活を送るぶんには問題ありませんが、護衛の仕事はできなくなったので、リーリャは近衛侍女を解雇されました。
リーリャは王都から遠く離れたフィットア領へ移ります。
王都から離れた理由は、後宮で働いていたので後宮の情報が漏れないよう王族から口封じのために命を狙われる恐れがあったことと、王族につながる有力貴族の政治的駆け引きの道具に使われるのが嫌だったからでした。
そしてフィットア領のような田舎では家の仕事を完璧にできる教育された侍女は少ないので、侍女として雇われれば給料が高いだろうと考えていたからでした。
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フィットア領の下級貴族のメイド
フィットア領ブエナ村の下級貴族が、助産婦の知識があるメイド(侍女)を募集していました。
依頼したのはあのパウロで、近々出産する妻のためにメイドを募集していたのです。
リーリャはパウロと7年ぶりに再会し、ブエナ村のグレイラット家で働くことなりました。
リーリャはパウロの妻ゼニスの出産を手伝い、無事にルーデウスが生まれました。
ルーデウスは健康に育ちますが、前世の記憶があるせいで子どもらしからぬ行動を取るルーデウスをリーリャは不気味に感じます。

6年後、ゼニスの二人目の妊娠がわかった翌月、リーリャも妊娠したことがわかります。
リーリャのお腹の子どもの父親はパウロでしたが、パウロを誘惑したのはリーリャでした。
グレイラット家の崩壊とリーリャ親子の命の危機を、機転を利かせたルーデウスが救います。
不気味に感じて避けていたルーデウスから助けられたことで、リーリャは今までのルーデウスに対する態度を反省し、敬意を払うようになります。
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パウロ・グレイラットの第二夫人
妊娠をきっかけにリーリャはパウロの第二夫人、リーリャ・グレイラットになりました。
数か月後、ゼニスとリーリャは同じ日に女の子を出産します。
ゼニスの娘の名前はノルン、リーリャの娘の名前はアイシャです。

四年が経過したころ、リーリャは将来アイシャをルーデウスに仕えさせるために厳しく教育していました。

リーリャはルーデウスがロアへ連れていかれたあと一人ぼっちになったシルフィエットに、王宮仕込みの礼儀作法を教えています。
ルーデウスの10歳の誕生日の翌日、リーリャたちフィットア領の住人は大規模な魔力災害に巻き込まれました。
リーリャは抱いていたアイシャと一緒に光の中へ消えてしまいます。
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リーリャの死亡説は?

アイシャが神殿騎士団に殺される時間軸がある
リーリャではなくてアイシャが神殿騎士団に殺される時間軸があります。
ルーデウスにはヒトガミの頼みごとを聞いて地下室の様子を見に行くと始まる、最悪の時間軸があります。
その最悪の時間軸では、アイシャがミリス教団の神殿騎士団に切り刻まれて殺される未来があるのです。

アイシャが悲惨な最後を向かえる時間軸は、ルーデウスが地下室の扉を開けて、魔石病にかかったネズミが外に出ることから始まります。
外に出たネズミは、当時妊娠中だったロキシーに魔石病をうつしました。
ルーデウスは魔石病の治療のために、ミリス教団の大聖堂に忍び込んで神級の解毒魔術の本を盗み出そうとします。
しかしその企みは失敗したうえに、大聖堂に忍び込むことに協力してくれたクリフが殺されてしまいました。
ルーデウスは急いでラノア王国に戻りますが、すでにロキシーとお腹の赤ちゃんは亡くなっていました。
ロキシーを救うために取った行動でクリフまで亡くしてしまい、ルーデウスは激しく落ち込みます。
ミリス神聖国で賞金首になったルーデウスは自暴自棄になり、運命はさらに悪い方へ進んでいきました。
クズになったルーデウスに尽くしていたシルフィエットもついには愛想を尽かし、クーデターを企てたアリエルとアスラ王国へ行った結果、悲惨な死に方をします(ヒトガミの助言を聞いたルークが、シルフィエットをクーデターに誘いました)。

ヒトガミからロキシーとシルフィエットが死んだ理由を聞かされたルーデウスは、ヒトガミへの復讐を誓い、ザノバの協力を得て魔導鎧を完成させます(ザノバもミリス神聖国の賞金首になっています)。
ルーデウスはヒトガミの情報を聞き出すためにアトーフェラトーフェのもとへ向かいますが、情報をすんなりとは聞きだせず、アトーフェラトーフェ(と親衛隊)と戦闘になりました。
その戦闘でルーデウスが窮地に立たされたとき、ルーデウスの誤解で邪険にしていたエリスが飛び込んできて、ルーデウスをかばって死んでしまいます。
ルーデウスがいないときにミリス神聖国の神殿騎士団からザノバが火魔術で殺され、一緒にいたアイシャ、ジンジャー、ジュリエットも切り刻まれて殺されています。
とまあ、そんな最悪な時間軸があるのですが、いまの時間軸では未来から来た年老いたルーデウスの忠告によって阻止されます。

ですので、アイシャが神殿騎士団に切り刻まれて殺されることはありませんし、ほかの誰もが悲惨な死を迎えることはないのでご安心を。
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リーリャとアイシャの転移後は?

リーリャとアイシャはシーローン王国へ
リーリャは娘のアイシャとともに、シーローン王国の王宮内に転移させられました。
シーローン王国はアスラ王国フィットア領の南西にある国で、赤竜山脈の「赤竜の下顎」を経由しなければ行けない遠い場所です。

シーローン王国ではロキシーが宮廷魔術師を務めていましたが、リーリャたちが転移してくる一日前にアスラ王国の異変を感じ取って王宮から去っていました。
シーローン王宮内(第三王子ザノバ・シーローンの部屋の中)に突然転移してきたリーリャとアイシャは、当然ながら不審者として捕まります。

他国のスパイを疑われたリーリャは尋問されますが、ロキシーやパウロ・グレイラットの関係者だとわかって身元を確認することができました。
しかしロキシーに執着していた第七王子のパックス・シーローンの横やりで二人は解放されず、王宮内に監禁され侍女として働かされることになります。

パックスはシーローン王国を去ったロキシーを戻ってこさせるために、リーリャとアイシャを人質として利用しようと考えたのです。
リーリャとアイシャが王宮内で人質にされて二年半が経ったころ、ヒトガミから助言を受けたルーデウスが二人を助けにシーローン王国へやって来ました。
ルーデウスたちは魔大陸から二年半かけて、中央大陸のシーローン王国まで戻ってきていたのです。
しかしルーデウスはシーローン王国の王宮内で結界魔術の魔法陣(パックスがロキシーを捕まえるために作らせた王級魔術師用の魔法陣)に捕らわれ、魔術が一切使えなくなってしまいました。
ルーデウスをロキシー人形の製作者と知ったザノバがルーデウスに弟子入りを願い、パックスの悪事を交渉材料にして、ルーデウスとリーリャとアイシャを救い出しました。

悪事(リーリャ親子の監禁も含まれます)が露見したパックスは国外追放されることになり、表向きは留学という形で王竜王国へ人質(いつ殺されてもかまわない人質)に出されました。
ザノバもルーデウスを助けるときに起こした騒動の責任を取って、ラノア王国にあるラノア魔法大学へ留学することになりました(のちにザノバとルーデウスはラノア魔法大学で再会します)。
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パウロがいるミリス神聖国へ
リーリャとアイシャは護衛(ザノバの親衛隊のジンジャー・ヨーク)に守られ、家族を探すパウロがいるミリス神聖国へ向かいます。
ルーデウスたちは赤竜山脈の「赤竜の下顎」で龍神オルステッドに殺されかけましたが、なんとかアスラ王国に帰還しました。

ルーデウスはアスラ王国に帰還したあと、諸事情あってルイジェルド、エリスと別れ、中央大陸の北方大地で二年間冒険者生活を送り、その後ラノア魔法大学に入学するためラノア王国へ行きます。
リーリャはミリス神聖国でフィットア領捜索団の手伝いをしていました。
ノルンとアイシャはゼニスの実家ラトレイア家で月に何度かお世話になりながら、ミリシオンにある学校に通っています。
平凡なノルンは優秀なアイシャにコンプレックスを抱くようになり、さらにゼニスの母クレアの(悪気はないけど)偏った教育のせいで、二人の仲は険悪なものになってしまいました。
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ゼニスがいるベガリット大陸へ
パウロは魔大陸から戻ってきたロキシーたちからゼニスの居場所(ベガリット大陸ラパン)を聞きました。
リーリャはパウロたちとともに、ゼニス救出のためベガリット大陸へ向かいます。

ベガリット大陸は子どもには厳しい環境なので、アイシャとノルンはルーデウスに預けることになりました。
二人はルイジェルドとジンジャーに守られ、ルーデウスが暮らしているラノア王国へ向かいました。
ベガリット大陸に渡ったパウロたちはラパンにある転移の迷宮を探索しますが、ゼニスを見つけることができませんでした。
ギースから応援要請を請けたルーデウスがパウロたちと合流したことで迷宮の探索がはかどり、魔力結晶に閉じ込められていたゼニスの救出に成功します。
しかしゼニスの救出と引き換えにパウロは命を落とし、救出されたゼニスも心神喪失状態でした。
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ルーデウスの自宅があるラノア王国へ
リーリャたちは転移魔法陣を使ってラノア王国へ移動します。
転移魔法陣のおかげでわずか1か月半でラノア王国シャリーアに着くことができました。

シャリーアにはルーデウスの家があり、アイシャやノルンやシルフィエットがリーリャたちの帰りを待っていました。
リーリャはたくさんの家族に囲まれたその家で、心神喪失状態になったゼニスを介護しながら暮らしました。
近衛侍女時代に受けた傷の後遺症が原因で、晩年は腰痛や肩こりの症状が出て少しは苦労していたようですが、それ以外は大過なく過ごしていたようです。
リーリャの最後は原作に記述がありませんが、ルーデウスやアイシャなどグレイラット家の家族に見守られながら、穏やかに息を引き取ったのではないのでしょうか。
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まとめ:リーリャについて
今回は、リーリャについてまとめました。
- リーリャはアスラ王国ドナーティ領の水神流の道場主の一人娘として生まれる
- リーリャは水神流の中級剣士で、アスラ王国後宮の近衛侍女になる
- リーリャはフィットア領ブエナ村の下級貴族グレイラット家の侍女になる
- リーリャの初登場時の年齢は20歳
- リーリャはパウロの子どもを妊娠してグレイラット家の第二夫人になる
- リーリャはゼニスの娘ノルンと同じ日に娘アイシャを出産する
- リーリャは魔力災害に遭って死亡せず、アイシャとシーローン王国へ転移させられる
- シーローン王国の第七王子に王宮内に監禁され侍女として働かされる
- リーリャはルーデウスたちに助け出されパウロがいるミリス神聖国へ移動する
- リーリャはゼニスの居場所を突き止めベガリット大陸ラパンへ移動する
- リーリャは助け出されたゼニスとラノア王国へ行きゼニスを介護しながら暮らす
以上、「無職転生◆リーリャとアイシャの転移後は?死亡説や最後はどうなる?」でした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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