アニメ「無職転生~異世界行ったら本気だす~」は、小説投稿サイト「小説家になろう」で2013年10月から5年半の間、累計ランキング1位を維持していた人気作品が原作になっています。
今回は、ルイジェルド・スペルディアの死亡説、ノルンとの出会いと別れ、結婚するきっかけについてくわしく紹介します。
ルイジェルド・スペルディアは死亡する?

いまの歴史ではルイジェルドは死亡しない
ルーデウスが生きているいまの歴史ではルイジェルドは死亡しません。
何度もループしてこの世界の歴史を見ているオルステッドがいうには、ルーデウスがいない歴史(パウロとゼニスの子どもが死産で生まれていない歴史)では、ルイジェルドはビヘイリル王国イレルにあるスペルド族の村で原因不明の疫病にかかって死亡してしまいます。
ビヘイリル王国は世界地図の中央上部にある国で、山と海と森に囲まれた自然豊かな国です。
ちなみにビヘイリル王国の特産品の鬼水(ほぼ醤油)のおかげで、ルーデウスは夢にまで見た玉子かけご飯を食べられるようになりました。


ルーデウスがいるいまの歴史でもルイジェルドは疫病にかかって倒れますが、ルーデウスとクリフたちの活躍で疫病を克服しているので死亡しません。
ルーデウスがいる歴史で二人が結婚する経緯はのちほどくわしく紹介しますが、ルーデウスがいない歴史での結婚についても少し紹介します。
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ルーデウスがいない歴史では死亡する

ノルンはいまの歴史ではルーデウスの妹として生まれますが、ルーデウスのいない歴史ではパウロとゼニスの長女として生まれます。
ノルンは成長して吟遊詩人を兼ねた冒険者をやっていましたが、組んでいたパーティーが魔物に襲われて全滅して、ノルンも死にかけます。
その危機をルイジェルドに助けられて一目ぼれしたノルンは、スペルド族を探す旅をしているルイジェルドにそのままついていきます。
ほかのスペルド族が疫病で全滅していたことを知って激しく落ち込んだルイジェルドをノルンがなぐさめ、二人は結婚してビヘイリル王国で暮らすようになります。
やがてルイジェルドとノルンの間にルイシェリアという娘が生まれます。
その後ルイジェルドも疫病にかかって亡くなりますが、魔族と人族のハーフであるルイシェリアは疫病に倒れることなく、スペルド族最後の戦士になります。
そしてルイジェルドの悲願であるスペルド族の汚名を晴らすために、ルイシェリアは80年後に起きる魔神ラプラスとの戦争で人族と一緒に戦って勝利します。
ノルンはルイシェリアを育てたあと、寿命を迎えて亡くなりました。
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ルイジェルドとノルンの結婚のきっかけは?

きっかけはオルステッドの思いつき
ルイジェルドとノルンの結婚は、オルステッドの思いつきがきっかけで実現しました。
オルステッドが今まで繰り返してきたルーデウスがいない歴史では(少なくとも百回以上)、ルイジェルドとノルンは出会って結婚して、必ず娘のルイシェリアを生んでいます。
そのルイシェリアはオルステッドにとって重要な存在になっていました。
しかしルーデウスがいるいまの歴史では、ノルンは魔術ギルド本部の事務員をしているし、スペルド族は全滅せずルイジェルドも元気なので、このままでは二人が結婚に至るイベントが起きません。
オルステッドはルーデウスがいない歴史ではルイシェリアに何度も助けられて世話になっていたので、できることならいまの歴史でもルイシェリアを誕生させてやりたいと考え、ルーデウスに「ノルン・グレイラットを結婚させよう」と提案したのです。

ルーデウスのいない歴史ではルイシェリアはスペルド族最後の戦士として悲壮な人生を歩んだそうですが、いまの歴史ならルーデウスもルイジェルドもいるし、ルイシェリアが重い使命を背負うことはないだろうとオルステッドは言います。
ビヘイリル王国での決戦から数か月が経ち、80年後に起きる魔神ラプラスとの戦争に向けて準備しているときの唐突の提案だったのでルーデウスはとまどいますが、快く了承して動きます。
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二人のためにルーデウスが奮闘する
ルイシェリアをこの世に誕生させるために、まずはルイジェルドとノルンを結婚させなければいけません。
ルーデウスはまずノルンに確認すると、好きな人はルイジェルドだといいます。
スペルド族の村に行きルイジェルドに確認すると、ノルンが好きだといいました。
二人の結婚の意思を確認したルーデウスは、善は急げとばかりに結婚式の準備を着々と進め、オルステッドからノルンを結婚させようと提案されてから一か月もかからないうちに挙式を実現させました。
結婚式はスペルド族の村で、スペルド族の様式で行いました。
ルイジェルド579歳、ノルン17歳という超年の差婚です。
サプライズで一部ミリス式の結婚式を組み込んだこともよろこばれ、大勢の人に祝福されるすばらしい結婚式になりました。
ルイジェルドとノルンはスペルド族の村で暮らし、一年後ルイシェリアがこの世に生を受けます。
ルイシェリアは「ノルンそっくりの顔に、緑色の髪とキュートな尻尾、額に宝石を持つ、スペルド族の女の子だ」とルーデウスは表現しています。
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ルイジェルドとノルンの結婚までの経緯は?

ノルン5歳、ミリス神聖国で
ルイジェルドとノルンが初めて出会ったのは、ノルンが5歳のときでした。
パウロに連れられて来ていたミリス神聖国の首都ミリシオンで、ノルンが道で転びそうになったところをルイジェルドに助けられ、頭をなでられてりんごをもらっています。

子ども好きのルイジェルドにとっては当然の行動で、ノルンもハゲ頭の人から助けてもらったというくらいの認識でした。

パウロは魔力災害で世界各地に転移させられた家族やフィットア領民を探す目的で、ミリス神聖国を訪れていました。
魔力災害が起きたとき、ブエナ村の実家で偶然パウロに抱かれていたノルンはアスラ王国南部の草原地帯に転移させられ、以後パウロとともに行動していました。
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ノルン9歳、イーストポートで
ルイジェルドとノルンが二度目に会ったのは、ノルンが9歳のときでした。
パウロがゼニスの居場所の情報をロキシーから聞かされ、救出のためにベガリット大陸へ向かおうとします。

しかしそこはミリス神聖国のあるミリス大陸よりずっと危険で厳しい環境でした。
まだ幼いノルンとアイシャを連れていけないと判断したパウロは、二人をルーデウスが暮らしている中央大陸北部にあるラノア王国へ送ることに決めます。
アイシャとリーリャは魔力災害でシーローン王国の王宮内に転移して抑留されていましたが、ルーデウスが救出したあとパウロのいるミリス神聖国へ護衛をつけて送っていました。

パウロたちは中央大陸南部にある王竜王国の港町、イーストポートでルイジェルドと出会います。
ルイジェルドはルーデウスたちとアスラ王国で別れたあと、中央大陸南部の密林地帯でスペルド族の仲間を探していました。
しかし結局仲間は見つけられず、イーストポートで情報収集してから中央大陸の紛争地帯へ向かおうとしていたとき、偶然パウロたちと出会ったのでした。
パウロから事情を聞いたルイジェルドは子どもたちの護衛を申し出て、パウロは「これほど心強いことはない」とルイジェルドに二人の護衛を頼むことにしました。
ルイジェルドとジンジャー(リーリャとアイシャをミリス神聖国まで護送してくれた騎士)という二人の頼もしい護衛に連れられて、ノルンとアイシャは中央大陸を北上してラノア王国を目指します。
その旅の途中、ノルンは優しく接してくれたルイジェルドに想いを寄せるようになりますが、子ども好きのルイジェルドにとって、将来の不安で元気のない子どもに優しくすることは当然の行動でした。
ラノア王国に無事に着いてルイジェルドと別れるとき、ノルンは「私も(ルイジェルドと)一緒にいきたい」と涙をためながら訴えたのでした。
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ノルン17歳、スペルド族の村で

ルイジェルドとノルンが三度目に会ったのは、ノルンが17歳のときでした。
ノルンはラノア魔法大学に入学し、いろいろなイベントを経て無事に卒業していました。
ルーデウスはキシリカ・キシリスの万里眼でヒトガミの使徒であるギースの居場所を突き止め、ビヘイリル王国へ赴きます。

ビヘイリル王国イレルにある地竜の谷まで来たルーデウスは、偶然スペルド族の村にたどり着き、ルイジェルドと再会することができました。
しかしスペルド族の村では原因不明の疫病が蔓延し、ルイジェルドも一時昏睡状態になるほど重症化していました。
じつはルーデウスがスペルド族の村を訪れる半年前、疫病で苦しむルイジェルドたちの前にギースが現れ、ある提案を持ちかけてきました。
ギースは「この先ここで大きな戦いがあるので、協力してくれたら病気の進行を遅らせてやる」と言い、冥王ビタが入った瓶を見せながら、「病気の進行を遅らせるには冥王ビタを体内に取り込む必要がある」と言いました。
薬を買ってきても病気が治らず、打つ手がなくなっていたルイジェルドはギースの提案を了承して、冥王ビタを体内に取り入れました(冥王ビタの本体はルイジェルドに、分体はスペルド族の村人に取り入れています)。

ルイジェルドがギースの提案を了承した結果、たしかに病気の進行は遅くなりましたが、ルイジェルドとルーデウスは敵同士として戦わなければならないという状況でした。
そこへノルンがクリフからからルイジェルドの危機を知らされ、スペルド族の村まで駆けつけました。
クリフは識別眼(キシリカ・キシリスからもらった魔眼)と医療術を存分に振るい、疫病の原因と治療法を探り当てます。

ノルンはスペルド族の村に来てから、ずっとルイジェルドのそばについて献身的に看護していました。
恩人であり友人であるルイジェルドと戦いたくないルーデウスが必死に説得すると、ルイジェルドは疫病が治ったらルーデウスとは戦わないと約束してくれました。
ルイジェルドの体内でそのやりとりを聞いていた冥王ビタは、ルイジェルドの裏切りに焦ります。
そしてなにを思ったかルイジェルドの体内から出ると、ルーデウスの体内に入り込んで今度はルーデウスを操ろうとしました。
しかしルーデウスが身に着けていた「ラクサスの骨指輪」のせいで、ルーデウスの精神の乗っ取りに失敗し、冥王ビタは縮んで死んでしまいました。
クリフの処方したソーカス草と赤い実を煎じたお茶をスペルド族の村人が飲むと、便と一緒に冥王ビタの分体の死骸(冥王ビタの本体が死んだので分体も死んだのです)が体外に排泄されました。
冥王ビタが体内から消えたルイジェルドの容体は安定し、その姿を見たノルンはルイジェルドに抱きついて、涙を流しながらよろこびました。
その後ルーデウスたちとギース(とその仲間)は、ビヘイリル王国の都市やスペルド族の村を巻き込んで、激しい戦いを繰り広げました(ルーデウスたちがなんとか勝利します)。
ルーデウスの交渉もあって、ビヘイリル王国でスペルド族が公式に暮らせるようになりました。
地竜の谷より人里に近い場所にスペルド族の新しい村を作っていくあいだも、ノルンはルイジェルドの家に寝泊りして一緒に行動していました。
このころはルイジェルドもノルンに想いを寄せるようになりますが、気持ちを表に出すことはありませんでした。
その後ノルンはラノア王国に戻ってOL生活(魔術ギルド本部の事務員)を送っていましたが、数か月後、先述したようにオルステッドの思いつきによって二人は結婚式を挙げることになりました。
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まとめ:ルイジェルド・スペルディアについて
今回は、ルイジェルド・スペルディアについてまとめました。
- ルーデウスがいる今の歴史ではルイジェルドは死亡しない
- ルーデウスがいない歴史ではルイジェルドは原因不明の疫病にかかって死亡
- オルステッドの思いつきがきっかけでルイジェルドとノルンの結婚が実現
- ノルンは9歳のとき旅の中で優しくしてくれたルイジェルドに想いを寄せていた
- ノルンは17歳のとき疫病で倒れたルイジェルドを献身的に看護する
- ルイジェルドは疫病に倒れた自分を献身的に看護してくれたノルンに想いを寄せる
- ルーデウスの計らいでルイジェルドとノルンはスペルド族の村で結婚式を挙げる
- 一年後スペルド族の村でルイジェルドとノルンの娘ルイシェリアが生まれる
以上、「無職転生◆ルイジェルドは死亡する?ノルンとの結婚についてくわしく!」でした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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