アニメ「無職転生~異世界行ったら本気だす~」は、小説投稿サイト「小説家になろう」で2013年10月から5年半の間、累計ランキング1位を維持していた人気作品が原作になっています。
今回は、ノルン・グレイラットの魔力災害後の生活、ルイジェルドとの結婚、アイシャとの関係、プロフィールなどについてくわしく紹介します。
ノルン・グレイラットとは?

ノルン・グレイラットはルーデウスの妹
ノルン・グレイラットはルーデウスの6歳年下の妹で、母親のゼニスに似た明るい金髪を持つ女性です。
努力家でまじめな性格ですが、ミリス教徒ということもあり異性関係に潔癖な一面があります。
ノルンには同じ日に生まれた腹違いの妹アイシャがいます。

ノルンとアイシャは両親に愛されながら、アスラ王国フィットア領ブエナ村で平和に暮らしていました。
ブエナ村は以前は森深くまで行かないと魔物が出ない安全な場所でしたが、最近急に魔物が活性化して、駐在騎士である父親パウロは魔物の退治で忙しくしていました。
そのせいでノルンの兄ルーデウスの10歳の誕生日にも出席できませんでした。
ルーデウスの誕生日の翌日、ノルンはパウロと一緒に謎の光に包まれて、ブエナ村から消失してしまいます。
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ノルン・グレイラットのプロフィール
本名:ノルン・グレイラット
年齢:0歳(初登場時)
出身:アスラ王国フィットア領ブエナ村
種族:人族
宗教:ミリス教
剣術:剣神流中級
魔術:水・土・火魔術中級、風魔術初級、治癒魔術中級、解毒魔術初級
特技:文章の才能(著書多数)
短所:泣き虫
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魔力災害で転移したあとの生活は?
パウロとアスラ王国南部へ
3歳のノルンはパウロに抱かれているときに魔力災害(フィットア領転移事件)に遭い、アスラ王国南部の草原地帯に転移させられました。
アスラ王国は世界地図の左端中央付近にあります。


パウロはノルンを魔物から守りながらフィットア領を目指しますが、幼いノルンは馬による慣れない旅のせいで熱を出して寝込んでしまいます。
二人は二か月かけてなんとかフィットア領に戻りましたが、故郷は絶望的な状況でした。
パウロが魔力災害に関する情報を集めていると、フィリップの執事アルフォンスがパウロを訪ねてきて、難民キャンプの立ち上げの協力を依頼してきました。

パウロはアルフォンスに協力して難民キャンプを立ち上げたあと、「フィットア領捜索団」を組織しました。
フィットア領捜索団の目的は、魔力災害で世界各地に転移させられたフィットア領民(と自分の家族)を探すことです。
パウロはアスラ王国かミリス神聖国のどちらかを押さえておけば情報が入るだろうと判断し、ノルンを連れてミリス神聖国へ渡りました。
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ミリス神聖国でアイドルに
パウロ率いるフィットア領捜索団は、ミリス神聖国で数千人のフィットア領民を救い出しました。

ミリス神聖国に転移させられたフィットア領民のなかには奴隷になった人もいましたが、パウロはアスラ王国の実家(ノトス・グレイラット家)の権力、ゼニスの実家(ミリス神聖国ラトレイア家)の権力、冒険者パーティー「黒狼の牙」時代の名声、金、武力など、使えるものはすべて使って救助しています。

ブエナ村でシルフィエットをいじめていたソマルもミリス神聖国の首都ミリシオンに飛ばされ、男娼として働かされていたところを助け出されています。

もうすぐ5歳になるノルンは、フィットア領捜索団のアイドルとして団員からかわいがられていました。
しかし救助活動が順調に進んだのは最初の半年だけで、1年半が経過するころには、入ってくるのはフィットア領民の死亡報告ばかりになりました。
ミリス神聖国の法律に触れるような強引な救助活動を行ったせいで、貴族たちから抵抗されて団員が死亡することもありました。
パウロは救助活動が行き詰まったこと、フィットア領捜索団の士気が落ちてきたこと、ノルン以外の家族を見つけられないことで焦燥感を募らせ、酒びたりの毎日を送っていました。
そんなパウロに団員たちは一歩距離を置いていましたが、ノルンはそんなパウロを変わらず信頼し懐いていました。
パウロとルーデウスは偶然出会うことになりますが、お互いの感情のすれ違いから親子げんかになりました。
ノルンは馬乗りになって父親のパウロを激しく殴っているルーデウスを突き飛ばしますが、ルーデウスに強い恐怖を感じています。

ギースやルイジェルドの口添えもあってパウロとルーデウスは和解しますが、ノルンは別れるまでルーデウスを嫌ったままでした。
ルーデウス一行がミリシオンに一週間滞在している間に、ノルンはルイジェルドと最初の出会いを果たしています。
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シーローン王国からリーリャとアイシャが
ミリス神聖国で救助活動を続けているパウロの元へ、リーリャとアイシャがやって来ました。
魔力災害でシーローン王国に転移させられて抑留されていたリーリャとアイシャを、アスラ王国へ帰る途中のルーデウスがヒトガミの助言を受けて助け出したのです。

シーローン王国の女性騎士ジンジャー・ヨークが、リーリャとアイシャをミリス神聖国まで護送してくれました。
ジンジャーはシーローン王国第三王子ザノバ・シーローンの親衛隊を務めている騎士です。
ルーデウスとザノバはロキシー人形が縁で師弟関係を結んでいたので、ザノバが師匠のルーデウスに便宜を図ったのでした(しかもルーデウスはザノバの活躍によって危機を脱しています)。

その後ジンジャーはシーローン王宮で顔見知りだったリーリャと共に、フィットア領捜索団に加わってパウロを支えています。
ノルンとアイシャはゼニスの実家であるラトレイア家で月に何度か教育を受けながら、ミリシオンの学校にも通っていました。
しかし家では祖母クレアに偏った価値観で教育され、学校では優秀なアイシャと比較されたことで、二人の関係は悪くなってしまいました(この時期にノルンはミリス教を信仰し始めたようです)。
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ノルンとアイシャはラノア王国へ
パウロはゼニスがベガリット大陸にいるという情報を、ロキシーとタルハンドから聞きました。

ゼニスの居場所の情報は、ロキシーたちが魔大陸でキシリカ・キシリスから魔眼で調べてもらって得たものです。

パウロはゼニス救出のためにベガリット大陸へ向かおうとしますが、そこはミリス大陸よりずっと危険で厳しい環境でした。
子ども(ノルンとアイシャは当時9歳)を連れていけないと判断したパウロは、ルーデウスが暮らしている中央大陸北部にあるラノア王国へ二人を送ることを決めます。
パウロたちは中央大陸南部にある王竜王国の港町、イーストポートでルイジェルドと偶然出会いました。
ルイジェルドはルーデウスたちをアスラ王国へ送り届けたあと、中央大陸南部の密林地帯で二年間スペルド族の仲間を探していました。
しかし仲間を見つけられなかったのでイーストポートで情報収集したあと、今度は中央大陸を北上して紛争地帯で仲間を探そうとしていたところでした。
パウロから事情を聞いたルイジェルドは子どもたちの護衛を申し出て、パウロも「これほど心強いことはない」と二人を預けることにしました。
ルイジェルドとジンジャーという頼もしい護衛と共に、ノルンとアイシャは中央大陸を北上してラノア王国を目指します。
その旅の途中、ルーデウスに恐怖感を持つノルンは今後の生活の不安を訴えますが、ルイジェルドはノルンの頭を優しくなでて気遣ってくれました。
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ラノア魔法大学で生徒会長に
ノルンとアイシャは無事にラノア王国シャリーアにあるルーデウスの家に着きました。

10歳になったノルンはラノア魔法大学へ、アイシャはルーデウスのメイドとして仕えることになります。

家でルーデウスやアイシャと顔を合わせたくないノルンは寮生活を希望すると、ルーデウスをそれを許可しました。
入学して間もなく、ルーデウスに対するコンプレックスでノルンは追い詰められてしまいますが、それをきっかけにルーデウスと和解することができました。
ギースから「ゼニス救出困難、救援を求む」という緊急速達便が届き、ルーデウスはエリナリーゼと転移魔法陣を使って大急ぎでベガリット大陸へ向かいます。
四か月後、ルーデウスがゼニスとリーリャとロキシーを連れて帰ってきましたが、父親は死亡、母親は廃人(心神喪失)状態という状況に、ノルンは大きなショックを受けて号泣してしまいます。
その後、ノルンは魔術の勉強や剣術の練習や生徒会活動(五年生のとき生徒会長になっています)などをがんばりながら、ラノア魔法大学を無事に卒業しました。

在学中にはノルンのファンクラブができたり、スペルド族の名誉回復のための話「スペルド族の冒険」を書き始めたり、ルーデウスがロキシーとエリスという二人の妻を迎えたり、クリフとエリナリーゼの結婚式に出席したり、リニアを奴隷商人からアスラ金貨1500枚で買い戻したり、ルーデウスがオルステッドと決闘して配下になったり、といろいろなことがありました。
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ビヘイリル王国でルイジェルドと結婚
ルーデウスはオルステッドの配下として、世界各国に出張しながら仕事をこなしていました。
ルーデウスがヒトガミの使徒を追ってビヘイリル王国に行ったとき、偶然スペルド族の村にたどり着き、原因不明の疫病に苦しむルイジェルドと再会します。

ノルンはクリフからからルイジェルドの危機を知らされ、スペルド族の村まで連れてきてもらいます。
ノルンはスペルド族の村に来てから、ずっとルイジェルドのそばについて献身的に看護していました。
クリフが処方した薬(ソーカス草と赤い実を煎じたお茶)のおかげでルイジェルドの容体は安定し、その姿を見たノルンはルイジェルドに抱きついて涙を流しながらよろこびました。
ルーデウスたちとヒトガミの使徒たちはスペルド族の村を巻き込んで激しい戦いを繰り広げますが、ルーデウスたちがなんとか勝利します。
ルーデウスの交渉もありスペルド族はビヘイリル王国で公式に暮らせるようになり、地竜谷の森の入り口付近に新しいスペルド族の村を作ります。
そのあいだもノルンはルイジェルドの家に寝泊りしながら、ずっと一緒に行動していました。
このころはルイジェルドもノルンに想いを寄せるようになりますが、気持ちをおもてに出すことはありませんでした。
スペルド族の村が再建されたあとノルンはラノア王国に戻って、魔術ギルド本部の事務員をしながら暮らしていました。
しかし数か月後、オルステッドの思いつきとルーデウスの行動によって、急きょ二人は結婚式を挙げることになります。
結婚式を挙げたあとノルンはルイジェルドとスペルド族の村で暮らし、一年後女の子を生みます。
ルイシェリアと名付けられた女の子は、ルーデウス曰く「ノルンそっくりの顔に、緑色の髪とキュートな尻尾、額に宝石を持つ、スペルド族の女の子」でした。
ノルンは子育てがひと段落したころから家族や自分を題材にして本を書き、ラノア魔法大学在学中に書いた「スペルド族の冒険」と合わせて四冊の本を出版しました。
ノルン・グレイラットの著書
- 「スペルド族の冒険」ザノバ人形商会
- 「天才の苦悩 アイシャ・グレイラット」ルード傭兵団
- 「大魔術師ルーデウスの冒険」ザノバ人形商会
- 「自伝 天才に囲まれた凡人」ザノバ人形商会
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まとめ:ノルン・グレイラットについて
今回は、ノルン・グレイラットについてまとめました。
- ノルンは魔力災害に遭ってパウロと共にアスラ王国南部へ転移させられる
- パウロがフィットア領捜索団を組織してノルンを連れてミリス神聖国に渡る
- シーローン王国に抑留されていたリーリャとアイシャがミリシオンへ来る
- ノルンとアイシャはルイジェルドに守られラノア王国のルーデウスの元へ行く
- ノルンはラノア魔法大学を無事に卒業して魔術ギルド本部の事務員を務める
- ビヘイリル王国で病気に倒れたルイジェルドと再会して看病して結婚する
以上、「無職転生◆ノルンはルイジェルドと結婚する?魔力災害後の生活は?」でした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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