アニメ「無職転生~異世界行ったら本気だす~」は、小説投稿サイト「小説家になろう」で2013年10月から5年半の間、累計ランキング1位を維持していた人気作品が原作になっています。
今回は、パウロ・グレイラットの死亡した理由、魔力災害後や過去の生活、パウロの強さ、プロフィールなどをくわしく紹介します。
パウロ・グレイラットとは?

パウロ・グレイラットはルーデウスの父親
パウロ・グレイラットはルーデウスの父親で、アスラ王国フィットア領ブエナ村の駐在騎士です。
自由奔放で破天荒な性格ですが、親としての責任感は強く、魔族に対する差別意識はありません。
出身はアスラ王国ミルボッツ領で、上級貴族ノトス・グレイラット家の長男として生まれました。

しかしパウロ自身の性格と厳格な父親の教育方針が合わず、パウロは12歳で家を出ています。
冒険者になってそれなりに名を上げて自由気ままに暮らしていましたが、パーティーに半ば強引に入れた一番若いメンバーを妊娠させてしまいます。
パウロは結婚して安定した生活をするために、冒険者を辞めてしまいました。
しかし自分勝手にパーティーを解散したせいで、ほかのメンバーからは大きな反感を買いました。
その後、自分だけ昔のコネを使って、まんまと下級貴族に納まっています。
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パウロ・グレイラットのプロフィール
本名:パウロ・グレイラット
年齢:19歳(初登場時)
出身:アスラ王国ミルボッツ領
種族:人族
身分:貴族
職業:剣士
冒険者ランク:S級
剣術:剣神流・水神流・北神流すべて上級
武器:聖ミリスの聖剣の模造品(もしかしたら本物かも)
短所:女性関係がだらしない、学習しない
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パウロが死亡した理由は?

迷宮の守護者から攻撃を受けて死亡
パウロはゼニスを助け出すために潜った転移の迷宮で、迷宮の守護者マナタイトヒュドラ(魔石多頭竜)に攻撃を受けて死亡しました。
パウロたちは転移の迷宮の最下層でマナタイトヒュドラと戦い追い詰めますが、あと少しというところでルーデウスが油断します。
そこをマナタイトヒュドラに狙われ、とっさにパウロがルーデウスをかばったことで攻撃を受けました。
パウロはマナタイトヒュドラの攻撃で下半身を失い、家族に何も言い残せないまま35歳で亡くなりました。
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転移の迷宮とは?
転移の迷宮は、ベガリット大陸の迷宮都市ラパンにある危険度Sランクの迷宮です。
ベガリット大陸は中央大陸の南部に位置している三日月の形をした大陸です。
ラパンはベガリット大陸にいくつかある都市のうちの一つで、迷宮が多数あることで「迷宮都市」の名前で呼ばれています。


転移の迷宮の深さは全7層で、迷宮の罠はすべて転移魔法陣になっています。
転移魔法陣はわずかな時間で遠くへ移動するための魔法陣で、乗った人はその場から消えて瞬時に転移先に現れるという、使いようによってはすごく便利な魔道具です。
しかし転移の迷宮の場合は、転移先の多くで魔物の群れが待ち構えているというとても危険な罠になっています。
もし間違って魔法陣に乗った(罠にかかった)場合、現在位置がわからなくなり、仲間とはぐれ、一人で魔物の群れに囲まれて、あっという間に絶体絶命の危機に陥ることになります。
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マナタイトヒュドラ(魔石多頭竜)とは?
マナタイトヒュドラは、大昔に絶滅したと思われていた九本の首を持つ巨大なドラゴンです。
レッドドラゴン(赤竜)の二倍ほどもある巨大な体で、魔術を無効化する吸魔石でできたエメラルドグリーンのうろこがその巨体を覆っています。
九つある口から炎をはき、首を斬り落としてもすぐに再生するというチート級のとんでもない能力を持っています。
画像はレッドドラゴンの頭部ですが、手前の人物(龍神オルステッド)と比べるとはるかに巨大です。

マナタイトヒュドラはこのレッドドラゴンの二倍ほどのサイズということなので、恐ろしいほど巨大だったことがわかります。
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パウロの魔力災害後の生活は?

ミリス神聖国で家族を探すパウロ
パウロは魔力災害(フィットア領転移事件)で一緒に転移させられたノルンと、ミリス神聖国で魔力災害で散り散りになった家族とフィットア領民を探していました。

魔大陸に転移させられていたルーデウスと再会しますが、お互いの気持ちがすれ違ってけんかになってしまいます。

ギースの仲裁で和解したパウロとルーデウスは、涙を流しながら抱き合い、あらためて再会をよろこびました。
しかしルーデウスが馬乗りになってパウロを殴っていた場面を見たノルンは、最後までルーデウスを許しませんでした。
その後、シーローン王国に転移させられて捕らわれていたリーリャとアイシャが、ルーデウスに助け出され、シーローン王国の騎士に護衛されてミリス神聖国へ来ました。
最後の家族になったゼニスの行方がわからず焦っていたパウロは、ロキシーとタルハンドからゼニスのいる場所(ベガリット大陸)を教えてもらいます。
ロキシーたちは魔大陸にいたキシリカ・キシリスの魔眼で、ゼニスの居場所を探してもらったのでした。

パウロたちがベガリット大陸に渡って調査を進めると、ラパンにある転移の迷宮にゼニスがいることを突き止めます。
パウロたちはゼニス救出のために転移の迷宮を探索しますが、転移魔法陣の罠は非常にやっかいで、その罠を踏んでロキシーが消えてしまいました。
そのころラノア魔法大学にいたルーデウスは、ギースからの手紙でゼニス救出に難航していることを知らされ、エリナリーゼとベガリット大陸へ向かいます。
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パウロとルーデウスは転移の迷宮へ
パウロたちと合流して迷宮探索に参加したルーデウスは、ロキシーも行方不明になったことを知らされます。
ルーデウスがラノア魔法大学から持参した「転移の迷宮探索記」のおかげで迷宮探索がはかどり、まずはロキシーを助け出しました。

その後、転移の迷宮の最下層で、迷宮の守護者マナタイトヒュドラと魔力結晶の中に閉じ込められているゼニスを見つけます。
パウロたちは、魔術が効かない、首を斬っても再生するという手強い能力を持つマナタイトヒュドラと必死に戦います。
激闘のすえにマナタイトヒュドラを倒してゼニスを助け出すことに成功しますが、その戦いでパウロが命を落とし、ルーデウスは左手を失いました。
そしてパウロが命をかけて救い出したゼニスは、廃人(心神喪失)状態になっていました。
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パウロ・グレイラットの過去は?

上級貴族の長男に生まれる
パウロはアスラ王国ミルボッツ領の上級貴族の家に生まれました。
生まれたときの名前はパウロ・ノトス・グレイラットといいます。
悪童で評判だったパウロは、厳格な父親アマラントに貴族の子弟が通う学校へ入れられます。
パウロはその学校で剣神流と出会い、めきめきと腕を上げていきました。
しかし貴族の生活が性格に合わなかったパウロは父親から勘当され、12歳のときにノトスの名前を捨てて家を出ました。
家を出たあとはリーリャの実家の水神流の道場に、住み込みの道場生として転がり込みます。
そこでも兄弟子たちを追い越しながら腕を上げていきました。
増長したパウロは、実力がないくせに偉そうにする兄弟子たちや精神論ばかりを説く道場主を見下し始めます。
そしてある夜、パウロは道場生の憧れだったリーリャを犯して道場から逃げました。
血眼になってパウロを探す道場生から逃げるため、パウロはアスラ王国から出ます。
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冒険者パーティー「黒狼の牙」のリーダーに
パウロはその後あちこちで悪さを繰り返しながら冒険者になりました。
パウロは癖のある冒険者を集めたパーティー「黒狼の牙」を結成してリーダーを務めます。
「黒狼の牙」は中央大陸を活動拠点とし、わずか数年でパーティーランクがS級になるほど強い冒険者パーティーでした(もちろんパウロの冒険者ランクもS級です)。

パウロは家出をしてタチの悪い冒険者パーティーに引っかかっているゼニスを助け、ほぼ強引に「黒狼の牙」に入れます。
19歳のときゼニス(17歳)を妊娠させてしまったので、「黒狼の牙」を解散して冒険者をやめました。
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ブエナ村の駐在騎士に
パウロはいとこに当たるフィリップ・ボレアス・グレイラットにひざをついて頭を下げ、ブエナ村の駐在騎士(下級貴族)にさせてもらいました。
長男ルーデウスが生まれてから、人間性は未熟ながらも良い父親となるべく努力しています。

6年後に長女ノルンと次女アイシャが生まれました。
パウロが妻の妊娠中にメイドに手を出したことで、長女と次女は異母姉妹になっています。
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フィットア領捜索団の団長に
魔力災害では、ノルンと一緒にアスラ王国南部の草原地帯に飛ばされました。
フィットア領に戻ったあと、フィリップの執事アルフォンスと協力して、難民キャンプとフィットア領捜索団を立ち上げます。
パウロはフィットア領捜索団の団長としてミリス神聖国に渡り、魔力災害に巻き込まれたフィットア領民と自分の家族を探しています。

パウロはゼニスがベガリット大陸にいると聞くと、ラパンにある転移の迷宮を探索しました。
結果としてゼニスを助け出すことに成功しますが、パウロは35歳で命を落とすことになりました。
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パウロ・グレイラットの強さは?

パウロは剣術の天才
パウロは剣術の天才です。
剣術の三大流派、剣神流、水神流、北神流をすべて上級まで習得していて、攻・守・立ち回りのすべてがそろった理想の剣士です。
ランクは上級ですが、若いころから冒険者をやっていて実戦豊富なので、聖級程度の実力はあるようです。
パウロは11歳で剣神流の上級剣士になっていますが、実は最も才能があるのは北神流で、本気で戦うときは二刀流の獣じみた戦い方になります。
パウロとルーデウスがミリス神聖国のミリシオンで四年ぶりに会ったとき、お互いに親子だと気づかず戦闘になったのですが、そのときパウロは北神流の「四足の型」を使って戦っていました。
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北神流が得意だが好きではない
しかしパウロは人質を取って戦う卑怯な戦法などがある北神流があまり好きではなく、なるべくなら使いたくないと考えているようです。

ルーデウスに剣術を教えたときも、自分が好きではないからという理由で北神流をまったく教えていませんでした。
もっとも剣神流を教えるときも理屈でなく感覚で教えているので、理論派のルーデウスにはいまいち理解してもらえていなかったようです。
冒険者パーティー「黒狼の牙」では、ギレーヌやエリナリーゼとともに前衛を務めていました。
剣王であるギレーヌに剣術ではかないませんでしたが、決断力に優れていたのでメンバーから信頼を寄せられていた優秀なリーダーだったようです。
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まとめ:パウロ・グレイラットについて
今回は、パウロ・グレイラットについてまとめました。
- パウロは転移の迷宮の守護者マナタイトヒュドラから攻撃を受けて死亡する(享年35)
- パウロはアスラ王国の上級貴族ノトス・ボレアス家に長男として生まれる
- パウロは12歳で家を出て冒険者となり、「黒狼の牙」を結成しリーダーになる
- パウロの冒険者ランクはS級、「黒狼の牙」のパーティーランクはS級
- パウロは剣術の三大流派、剣神流、水神流、北神流をすべて上級まで習得している
- パウロはゼニスの妊娠を機に冒険者を辞めて、ブエナ村の駐在騎士(下級貴族)になる
- パウロは魔力災害に遭ったあとミリス神聖国でフィットア領民と家族の捜索に奔走する
以上、「無職転生◆パウロが死亡した理由は?魔力災害後や過去の生活は?」でした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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