無職転生◆アニメ第2話のあらすじと感想!卒業試験とロキシーとの別れ

無職転生 第2話 あらすじと感想 卒業試験とロキシーとの別れアニメ

アニメ「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第2話のあらすじと感想をまとめています。

感想には独断と偏見と原作を基にした解説と軽いネタバレが含まれていることをご了承ください。

第1話「無職転生」おさらい

  • 無職童貞の34歳男性が交通事故で死亡し、乳児になって異世界へ転生する
  • 異世界に転生した子どもはルーデウスと名づけられ、優しい両親の元で成長する
  • 魔術と出会ったルーデウスは3歳で中級魔術を使えるまでになり両親を驚かせる
  • 魔術の教師をつけることになるが、やってきた教師は少女の外見をしていた
  • ルーデウスは詠唱なしで初級魔術を発動し、魔術教師のロキシーを驚かせる

第2話「師匠」あらすじと感想

第2話「師匠」あらすじ

3歳という幼さで魔術の才を見せたルーデウスに、家庭教師が付くことになった。

無愛想でジト目のロリっ娘なロキシー師匠による魔術の授業で、めきめきと成長するルーデウス。

そして月日が流れ、ルーデウスはロキシーにある試験を課される。

しかし、その試験のためにはルーデウスは前世のトラウマを乗り越える必要があった。

引用元:dアニメストア

家を叩き出されるクズニート

読経と女性のすすり泣く音が聞こえるなか、年配の夫婦の葬儀が行われている。

親族席の椅子が一つ空いている。

電気を点けていない暗い部屋に、パソコンの画面だけが明るく輝いている。

不健康そうに太った不潔感漂う無精ひげの男性が、パソコン画面を見ながら自慰をしていた。

「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第2話 ルーデウスの前世の男性
引用元:Twitter

喪服を着た二人の男性と一人の女性が、ゴミが散乱する汚い部屋に強引に入ってくる。

自慰をしていた男性はあわててズボンをはき抵抗するが、顔面を殴られ、パソコンのモニターをバットで壊される。

「出ていけ、クズニート!」と罵られながら、男性は家から叩き出された。

どうやらルーデウスの前世は「子供部屋おじさん」だったようですね。

行われた葬式は、前世の男性の両親のものでした。

両親が同時に亡くなったのか、両親の死因が何だったのかは原作にも記述がなく不明です。

前世の男性は両親の葬式に参列せず、自室でパソコンを見ながら自慰をしていました。

パソコン画面にちらっと映っていたのは、姪っ子の入浴姿を盗撮した画像です。

汚部屋に突入してきた三人の男女は、前世の男性のきょうだいでした。

前世の男性は高校に入学してすぐ不登校になり、以来34歳になるまで引きこもっていました。

不登校になった原因には同情できるところがあるとはいえ、さんざん迷惑をかけた両親の葬式にも参列しない前世の男性に対して、きょうだいが激しく怒りをぶつけるのも無理はありません。

アニメではきょうだいが部屋に入ってきていきなり暴力に訴えていますが、原作ではきょうだいから突きつけられた絶縁状を前世の男性が無視したことで、激高した弟にパソコンを壊されています。

前世の男性は大事なパソコンを壊されて半狂乱になって暴れますが、逆に空手の有段者であるお兄さんにボコボコに殴られてしまいます。

前世の男性は殴られると無様に泣きじゃくって許してもらおうとしますが、きょうだいは容赦なく家から叩き出したのでした。

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トラックにはねられるクズニート

雨の降るなか、はだしのままジャージ姿で街をさまよう男性。

「くそっ。俺が一体何したってんだ・・・」

そうつぶやく男性の耳に、誰かがいい争っている声が届く。

声のした方向を見ると、女子高校生一人と男子高校生二人が、横断歩道の安全地帯で何やらもめていた。

「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第2話 女子高校生 七星静香
引用元:Twitter

そこへ赤信号に変わっても止まる気配のない大型トラックが近づいてくる。

危険を感じた男性は、高校生たちに「あぶない!」と教えようとするが、「あ・・・あ・・・」としか声が出ない。

やっと「あぶねぇぞ!」と声が出せたと同時に、男性は横断歩道に飛び出した。

目前に迫ったトラックのまぶしいヘッドライトと衝撃音。

そこでルーデウスははっと目を覚ました。

前世の男性が「俺が一体何したってんだ」と毒づいていましたが、何もしてなかったからそういう状況になったんですよね。

前世の男性は引きこもっていて日頃から声を出していないせいで、高校生たちに危険を知らせようとしても咄嗟に声が出なかったようです。

言い争いをしていた三人の高校生ですが、女子高校生は七星静香、背の高い茶髪の男子高校生は篠原秋人、黒い髪の男子高校生は黒木誠司(第1話で助かっていた高校生)です。

七星静香と篠原秋人は彼氏彼女の関係で、二人とも異世界に転移されます。

たぶんアニメの2クール目あたりで、ルーデウスと七星静香は衝撃的な出会い方をすることになります。

七星静香役の声優は、若山詩音(わかやましおん)さんです。

若山詩音さんの代表作には、「SSSS.DYNAZENON」の南夢芽役や「さよなら私のクラマー」の越前佐和役などがあります。

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ロキシー秘密の一人遊び

ルーデウスは魔術の訓練中に魔力切れを起こし、気を失っていた。

部屋にはルーデウスが土魔術で作った人形がたくさん並んでいる。

「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第2話 ルーデウス 土魔術
引用元:Twitter

パウロとゼニスが夜のお勤めに励んでいる声が、壁の向こうから聞こえていた。

(それにしても、お盛んだ。願わくば妹がいい。うん、弟はいやだ)

ルーデウスはお盛んな両親をからかってやろうと部屋を出る。

すると夫婦の寝室の前に座り込んでいるロキシーの姿があった。

「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第2話 ロキシーの自慰
引用元:Twitter

ロキシーはパウロとゼニスのあられもない声を聞きながら、自分の指で慰めていた。

ルーデウスはその場をそっと離れて部屋に戻ると、「いやぁ、いいものを見た! えっへへ~!」とにやける。

ルーデウスは魔力量の増大と応用力をつける訓練を兼ねて、できるだけ細かく複雑な作業を魔術で行うようにしていました。

前世でフィギュア作りを趣味にしていたことがあったので、ルーデウスは土魔術で人形を作って訓練していたようです。

魔術は「大きさを変化させる」と消費する魔力量が変わるそうで、例えばウォーターボールの大きさを通常より大きくしても、逆に小さくしても、通常サイズのウォーターボールを出すより魔力を大量に使う性質があります。

ソフトボールサイズのウォーターボールよりバスケットボールや水滴サイズのウォーターボールを作り出すほうが、ずっと多くの魔力を必要とするということです。

ルーデウスは小さくて複雑なデザインの人形をたくさん作って、魔力を毎日使い果たすようにしていました。

夫婦の営みを聞きながら、ルーデウスは「うん、弟はいやだ」とつぶやいますが、たぶん前世で大事なパソコンを弟に叩き割られたことが理由でしょうね(まあ自業自得なんですが)。

しかしゼニスのあの声といいロキシーのあのシーンといい、「無職転生」はだいぶ攻めた作品だなと思います。

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ロキシーと夜の座学(意味深)

ロキシーがルーデウスの家庭教師を始めて半年が経った。

「ロキシーはいい教師だ。授業はおもしろく楽しい。おかげで中級までの攻撃魔術はあっさりと使えるようになった」

「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第2話 グレイラット家 ロキシー
引用元:Twitter

二人は魔術の知識を深めるべく、夕食後から寝るまでのあいだに座学を行っていた。

ロキシーが魔術の歴史について語っている隙に、ロキシーの下着を盗み見るルーデウス。

「この世界には、精霊とか魔族なんてのもいるんですね」というルーデウスに、ロキシーは自分も魔族だと打ち明ける。

「パウロさんたちも私の姿を見て、驚いてたでしょう?」というロキシーに、ルーデウスは「先生がちっちゃいからですよねぇ」と答えた。

ロキシーは「ちっちゃくありません!」と否定したあと、前髪をクルクルといじりながら「あれは私の髪を見て驚いていたんですよ」という。

ロキシーはスペルド族という恐ろしい魔族のことについて説明し、「子どものころ、よくいわれたものです。夜遅くまで起きていると、スペルド族がやってきて食べてしまうぞ、と」と付け加えた。

ルーデウスがこの世界にもそういうものがあるんだなと思っていると、ロキシーは「いいですか。とにかく、エメラルドグリーンの髪で額に赤い宝石のような物がついた種族には、絶対に近づいてはいけません」と忠告した。

ロキシーが「私の髪は光の加減でその緑色に見えなくもないんです」と自分の髪をいじりながらいう。

「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第2話 髪をいじるロキシー
引用元:Twitter

ルーデウスが「先生の髪はきれいですよ?」と褒めると、「ありがとうございます。でもそういうことは将来好きな子ができたときにいってあげてください」とそっけなく返した。

ルーデウスが「僕、先生のこと好きですよ?」というと、ロキシーは「そうですか。あと10年経って考えが変わらなかったら、もう一度いってください」と照れを隠す素振りをしながらいった。

座学が終わったあと部屋に戻るふりをしてロキシーの着替えをのぞくルーデウスに、ロキシーは「スペルド族に食べられますよ」と脅す。

ルーデウスはロキシーから魔術を教わるようになって、半年で中級の攻撃魔術を四種とも習得したようです。

攻撃魔術の四種は土・水・火・風で、これに治療・解毒を合わせて魔術の基礎六種と呼ばれています。

現在は上級魔術を訓練中ですが、ルーデウスはロキシーの上手な教え方を高く評価しています。

ロキシーが「パウロさんたちも私の姿を見て、驚いてたでしょう?」「あれは私の髪を見て驚いていたんですよ」といっていましたが、あれはパウロたちの予想外の魔術教師がやってきたからで、ロキシーの髪を見て驚いていたわけではありません。

パウロとゼニスは以前組んでいた冒険者パーティーに魔族のメンバーもいたので、魔族に対する偏見はありませんでした。

しかしロキシーは光の加減で緑色に見えなくもない髪のせいで苦労したことがあったので、パウロたちも髪を見て驚いたと考えたのでしょう。

ルーデウスはのちにスペルド族の男性と深く関わることになりますが、ロキシーが忠告するような危険な種族ではありませんでした。

ルーデウスの「僕、先生のこと好きですよ?」に対して、「あと10年経って考えが変わらなかったら、もう一度いってください」とロキシーが返しますが、これはいわゆる伏線というやつです。

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パウロ・グレイラットは天才剣士

ロキシーがグレイラット家に来て一年ほどが経った。

ルーデウスの魔術の授業は順調で、日々の練習で魔力量も増えて尽きる気配がなかった。

一方、剣術の稽古のほうはあまり順調でなかった。

「クッと踏み込んでザンッ!って感じだ。わかったか?」

「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第2話 パウロ
引用元:Twitter

パウロはそういって木剣で岩を両断するコツを教えるが、ルーデウスにはどうしても理解できない。

(まあ、まだ4歳だし、体もできていない。まだこれからだ。がんばろう)

この世界の剣士は上級ともなるとただの木剣で岩を両断してしまいます。

剣士がこれくらい強くないと魔術師が無双しすぎてパワーバランスが崩れてしまうから、ちょうどいいのかもしれません。

パウロは剣神流・水神流・北神流というこの世界の三大流派を上級まで修めている天才剣士です。

そして冒険者パーティー「黒狼の牙」のリーダーを務めるSランク冒険者でした。

ゼニスを妊娠させて冒険者を辞めたあと、従兄弟の貴族のコネでブエナ村の管理を任されています。

実はパウロは、アスラ王国でも有数の上級貴族の息子でした。

しかし小さい頃から町で評判になるほどの悪ガキだったために厳格な父親と反りが合わず、ついにパウロが12歳のとき、父親と大喧嘩をして家を出ています。

その後パウロはあちこちで悪さをしながら冒険者となり、クセの強いメンバーばかりの「黒狼の牙」をまとめるまでになりました。

そのクセの強い「黒狼の牙」の元メンバーたちとルーデウスは、のちに深く関わることになります。

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ラノア魔法大学への進学を進言

ロキシーが麦畑の中で杖を振ると、ブエナ村に雨が降ってきた。

ルーデウスは家の外で遊ぶ二人の男の子を石垣の内側から眺めていた。

するとルーデウスに気づいた男の子たちが、突然携帯電話を取り出しカメラを向ける。

「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第2話 村の子ども 携帯電話
引用元:Twitter

それは前世の男性が経験したイジメによるトラウマが引き起こした妄想だった。

ロキシーが農作物が豊かに実った黄金色の畑を眺めながらいう。

「わたしの故郷は草一本生えないような土地でしたので、この景色を見ると何ともいえない気持ちになります」

ルーデウスが「先生、僕いまとても楽しいです。こんな毎日がずっと続いてほしいです」というと、ロキシーはルーデウスにラノア魔法大学へいくことを勧める。

「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第2話 ルーデウスにラノア魔法大学を勧めるロキシー
引用元:Twitter

「そんなところにいかなくても、僕はロキシー師匠がいればそれでいいです」

「その呼び方はやめてください。あなたは私を簡単に超えてしまうでしょうし、自分より劣る者を師匠と呼ぶのはいやでしょう?」

ルーデウスは否定するが、ロキシーは「ルディにもそのうちわかるようになりますよ」といった。

ロキシーは誰もいないところで、詠唱なしで魔術を発動させようとする。

しかしやはり魔術は発動せず、ロキシーはがっかりした様子で自分の手の平を見つめた。

ロキシーが魔術で雨を降らせて、農作物を育てる手伝いをしていました。

水聖級魔術師ともなると天気の操作もできるので、村人たちに何かと重宝されていました。

ブエナ村の特産品はアスラン麦とバティルスの花です。

アスラン麦はパンの原料で、バティルスの花は媚薬や香料の原料になります。

ロキシーは午前中はルーデウスに魔術を教え、午後は村人から困り事の依頼を受けていました。

村人たちから依頼を受け、魔術を使って解決して、報酬を受け取っていたのです。

ルーデウスはのちにラノア魔法大学へ行くことになりますが、ラノア魔法大学は「無職転生」の後半のストーリーの主な舞台になります。

やはり異世界系作品に「学園編」は欠かせませんからね。

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ルーデウス5歳の誕生日

ロキシーが来て一年半が経ち、ルーデウスは5歳になった。

ゼニスがルーデウスの5歳の誕生祝いを張り切って準備している。

食卓にはたくさんのごちそうが並べられ、ルーデウスは大人たちから「ルディ、5歳の誕生日おめでとう!」とお祝いの言葉をもらった。

「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第2話 ルーデウス5歳の誕生日パーティー
引用元:Twitter

ルーデウスは「誕生日を祝ってもらえるなんて、どれぐらいぶりだろう?」と考える。

パウロが剣を飲み込む余興を披露すると、ロキシーは目を見開いて驚いた。

ごちそうを食べたあと、パウロはルーデウスに一振りの立派な剣を贈った。

パウロの長い講釈を止めたゼニスが、ルディは本が好きだからと一冊の本を贈った。

ルーデウスは本を開いて内容を確認し、「こういうのが欲しかったんです!」とよろこぶ。

ゼニスは感激し、「なんていい子なの!」とルーデウスを抱きしめる。

ロキシーはきれいな赤い魔石が付いた杖をルーデウスに贈った。

「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第2話 魔法の杖をもらったルーデウス
引用元:Twitter

「本来は初級魔術が使えるようになった生徒に師匠から杖を贈るものですが、ルーデウスは最初から初級魔術が使えていたので忘れていた」とロキシーが謝る。

ルーデウスが「大切にします、師匠」と感謝すると、ロキシーは「その歳で上級攻撃魔術を四種とも習得したのです。もう少し偉そうにしてもいいのですよ」という。

「いえ、師匠の教え方がうまいからですよ」

ルーデウスがそう謙遜すると、ロキシーはルーデウスの頭をなでながら「しかし、これで私があげられるものも、ほんとにごくわずかになりました」といった。

戸惑うルーデウスに、「ルディ、明日、卒業試験を行います」とロキシーが宣言する。

ルーデウスは「卒業?」とつぶやいた。

ルーデウスが5歳の誕生日を迎えたということは、前世の男性がこの世界に転生して5年が経ったわけです。

一般的な異世界系作品で5年も経っていたら、チート能力で学園で無双していたり、タイプの違う多数の美女から言い寄られていたり、現代日本の知識や技術を披露して崇められていたり、領主になっていたり勇者になっていたり居酒屋店主になっていたりと、すっかり異世界ライフを満喫しているころでしょうね。

ゼニスから贈られた本は「植物辞典」でした。

この世界には製紙技術はありますが印刷技術はなく、本はすべて手書きです。

ルーデウスがもらった「植物辞典」は、立派な表紙と丁寧な挿絵と説明文が手書きで記されている大変豪華なものでした。

「植物辞典」の価格ですが、のちに出てくる本の価格と比較して推測すると、アスラ金貨7枚ほど(約70万円)ではないかと思います。

パウロから贈られた剣もきちんと鍛造(たんぞう)されて刃がついた立派な真剣なので、決して安いものではありません。

本も剣も5歳の子どもへの贈り物としてはだいぶ高額ですが、そこは下級といえどもさすが貴族の財力といったところでしょうか。

ルーデウスは5歳を前にして上級魔術を四種とも習得しているので、ロキシーは「もう少し偉そうにしてもいいのですよ」といいました。

上級魔術師は魔術師100人に1人という記述が原作にありました。

わずか5歳で魔術師の上位1パーセントにいるわけですから、なるほどロキシーのいうようにもう少し偉そうにしてもいいかもしれません。

しかしルーデウスは前世で失敗しているので、増長することなくどこまでも謙虚な姿勢を維持しているようです。

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ルーデウス、家の外に出る

ルーデウスは窓際で夜の景色を眺めながら、前世の出来事を思い出していた。

無念、絶望感、学校でひどいイジメに遭っていたこと、突然すごい力に目覚めたり美少女の居候ができたりしたらがんばれるかもと妄想していたこと、心配して声をかけてくれる両親に壁を叩いて応じていたこと。

ルーデウスは前世のトラウマで、家の外に出ることに心の底から恐怖を感じていた。

「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第2話 前世の男性 ルーデウス
引用元:Twitter

翌朝、ロキシーは馬で遠出するため、カラヴァッジョに鞍(くら)を準備していた。

ルーデウスは家の外に出たくなくて抵抗するが、ロキシーはルーデウスをカラヴァッジョにすとんと乗せると、さっさと出発してしまう。

前世の記憶がよみがえり、「師匠、無理です」とおびえて目をつぶるルーデウスに、ロキシーは「大丈夫ですよ。私がついていますから、安心してください」と励ました。

「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第2話 馬上のルーデウスとロキシー
引用元:Twitter

ルーデウスがおそるおそる目を開けると、そこはもう家の外だった。

拍子抜けしたような表情のルーデウスに、「ほら、大丈夫だったでしょ」とロキシー。

家を出てからも村人の視線が気になるルーデウスだったが、村人は自分ではなくロキシーを見ていることに気づいて安心する。

「まだ怖いですか」と尋ねるロキシーに、ルーデウスは「もう大丈夫です」と答えた。

(俺は何を恐れてたのだろう。こんなのどかな村で、誰が俺をバカにするというのか)

(ロキシーはすごいな。たった二年で村に馴染んでいる。髪のことで偏見を持たれていただろうに)

ルーデウスが「いい村ですね、師匠」というと、ロキシーも「はい、私もとても気に入っています」と答えた。

やがて二人は、卒業試験を行う予定の場所に着いた。

ルーデウスのトラウマが克服された瞬間でしたね。

家の敷地から外へ出る手段に馬を使ったことがよかったのかもしれません。

自分の足ではなく、誰かにかつがれてでもなく、馬に乗っていたから目をつぶっているあいだにトラウマを乗り越えることができました。

緊張の解けたルーデウスがロキシーにもたれかかる場面がありますが、原作ではルーデウスが「ロキシーのひかえめな胸が首筋に当たっていい気持ちだ」などとゲスなことを考えています。

ロキシーは先述したように村人と依頼の件で関わっていたので、今ではたくさんの人と顔見知りになっています。

村人のみんながロキシーにあいさつするのを最初はおどおどしながら聞いていたルーデウスが、明るい表情であいさつを返すようになった場面はとてもよかったと思います。

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ルーデウスの卒業試験

ルーデウスが卒業試験を行う場所は、周囲が遠く見渡せる広い草原だった。

ロキシーは「これから私は水聖級魔術を使います」と宣言する。

「一度しか使いません。しっかりと見て、覚えて使ってください。それが卒業試験の内容です」

「秘伝だから人のいない所でやるんですか?」と尋ねるルーデウスに、ロキシーは「違います。人や農作物に被害が出るかもしれないからです」と答えた。

ロキシーはルーデウスから少し離れて深呼吸を一回すると、長い詠唱を始めた。

晴れていた空が急に曇り始めたかと思うと突風が吹き、強い雨が降り始めた。

ロキシーが「キュムロニンバス!」と詠唱を終えると、黒く厚くなった雲から雷鳴が響き、草原に激しい嵐が吹き荒れた。

「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第2話 キュムロニンバスを詠唱するロキシー
引用元:Twitter

強風で飛ばされそうになったルーデウスがロキシーの足にしがみつく。

すると轟音とともに、カラヴァッジョをつないでいた木に雷が落ちた。

落雷を受けて倒れているカラヴァッジョをロキシーがあわててヒーリングで治療すると、カラヴァッジョは何とか一命を取り留めた。

安堵したロキシーは気を取り直し、ルーデウスに「さあ、やってみなさい。カラヴァッジョは私が守っておきます」と指示する。

「卒業試験。つまり、家庭教師が、これで終わりだということだ」

ルーデウスはそう覚悟して、いま自分が出せる最大の魔力でキュムロニンバスを発動した。

「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第2話 ルーデウスのキュムロニンバス
引用元:Twitter

ロキシーの手本よりはるかに威力のある水聖級魔術が草原を覆った。

「おめでとうございます。これであなたは、水聖級魔術師です」

ルーデウスは師匠から水聖級魔術師の称号を授かり、泣きそうな気持ちを抑えて笑顔で応えた。

キュムロニンバスは広い範囲に雷雲を発生させて、豪雨と雷を落とす水聖級魔術です。

雷を落とすことが目的ではありませんが、雷雲を作るので雷が落ちる可能性は高くなります。

グレイラット家の愛馬カラヴァッジョは、パウロと長年苦楽を共にしてきた相棒でした。

パウロはゼニスの次にカラヴァッジョを愛していると公言するほどで、そんなカラヴァッジョに大事がなくて本当によかったです。

原作では、卒業試験はキュムロニンバスを発動させるだけではなく、一時間以上同じ状態を維持させて合格というものでした。

同じ状態を維持させるには、魔力をずっと注ぎ込まなければいけません。

ルーデウスは以前ロキシーから魔術は創意工夫だと習っていたことを思い出し、魔力をずっと注ぎこまなくても同じ状態を一時間以上維持できるように、混合魔術で工夫しました。

しかしロキシーは指示した通りにただキュムロニンバスを一時間維持できればそれで合格と考えていたので、ルーデウスが工夫したことを見て、己の実力不足を痛感します。

前世の男性がスーパーセル(超巨大積乱雲)ができる仕組みをテレビで見て知っていたので、それを混合魔術で応用した結果なのですが、ロキシーには目から鱗が落ちる思いだったようです。

アニメではただキュムロニンバスを発動できれば合格となっていたので、ルーデウスは大量の魔力を使って大きなキュムロニンバスを作ろうとする表現だけが描かれていました。

ロキシーは「私のお手本より大きなものを作れなんていってませんよ」といっていましたが、魔力量もまったくかなわないと思ったのかもしれません。

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ロキシー師匠との別れ

翌朝、ルーデウスの予想通り、ロキシーはグレイラット家を出ていく。

パウロとゼニスは引き止めるが、ロキシーは「しばらくは世界を旅しながら、あらためて魔術の腕を磨くつもりです」と断る。

ロキシーは卒業祝いの代わりとして、故郷のお守りをルーデウスに渡した。

別れのあいさつをしたあとは振り返ることなくまっすぐに歩いていくロキシー。

ルーデウスは思わず駆け出し、遠くなったロキシーの後ろ姿に「師匠ー!ありがとうございましたー!」と声をかけた。

「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第2話 ロキシーに別れを告げるルーデウス
引用元:Twitter

ロキシーからもらった杖とお守りを握りしめながらルーデウスは思った。

(彼女には本当にいろんなものをもらった)

(知識、経験、技術、そして何より、俺を外に出してくれた)

(外に出た、ただそれだけ)

(しかし、それは間違いなく、俺のトラウマだった)

(彼女はそれを治してくれた)

(狙ってやったことじゃない、わかっている)

(けれど、尊敬しよう、あの小さな少女を)

ルーデウスはロキシーが去っていった道を、晴れやかな表情でいつまでも見つめていた。

その後、以前盗んでいたロキシーの下着がリーリャに見つかる。

「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第2話 リーリャにパンツ(御神体)が見つかったルーデウス
引用元:Twitter

ロキシーがルーデウスの頭をなでようとして、一瞬気づいて手を下ろす場面がいいですね。

もう師匠と弟子ではなく、対等な立場の魔術師として扱わなければならないとロキシーは考えたのでしょうか。

ルーデウスがもらったロキシーの故郷のお守りは、のちほどルーデウスたちの役に立つことになります。

前世から数えると20年以上も抱えていたルーデウスのトラウマの克服を、ロキシーはあっさりとやってのけました。

ルーデウスはこれ以降ロキシーを「神」として敬い、リーリャに見つかった下着を「御神体」として崇めています。

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まとめ

● ルーデウスはロキシーから魔術を教わるようになって半年で中級魔術を習得する

● ロキシーはスペルド族に関する話をして絶対に近づいてはいけないと忠告する

● 上級魔術師になったルーデウスは5歳の誕生祝いで家族から贈り物を受け取る

● 卒業試験を受けるためルーデウスは外に出る必要に迫られトラウマを克服する

● ルーデウスが卒業試験に合格したのでロキシーはグレイラット家から出て行った

前世の男性は高校生のときに壮絶なイジメを受けていたことが判明しました。

というかあれはイジメというより犯罪ですよね。

イジメがきっかけで引きこもりになり、家の外に出ることを恐れる理由が丁寧に描かれていました。

アニメといえども、イジメの描写を見るのはつらいです。

あいつら全員キュムロニンバスの落雷で焼き尽くされしまえばいいのに。

落雷といえば、カラヴァッジョは落雷に巻き込まれて大変でしたね。

カラヴァッジョが無事に済んで本当によかったです。

ロキシーは第2話で早くも退場しましたが、のちに重要な役どころで再登場します。

何といってもルーデウスのトラウマを克服させてくれた大恩人ですからね。

以上、「無職転生」第2話のあらすじと感想でした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。  

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