アニメ「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第8話のあらすじと感想をまとめています。
感想には独断と偏見と原作を基にした解説と、軽いネタバレが含まれていることをご了承ください。
第7話「努力の先にあるもの」おさらい
- エリスの10歳の誕生パーティーが貴族を呼んでボレアス家で盛大に開催される
- 誕生パーティーのメインイベントは当日の主役であるエリスのダンス披露だった
- エリスは剣術は得意だが、ダンスと礼儀作法は嫌いなのでなかなか上達しない
- 心配された当日のダンス披露はルーデウスが機転を利かせて無事に終了する
- パーティー後、ルーデウスは初級魔術を習得したエリスとギレーヌに杖を渡す
第8話「ターニングポイント1」感想と解説

第8話「ターニングポイント1」あらすじ
ルーデウスがボレアス家に来て3年が経ち、エリスたちはルーデウスの10歳の誕生日を祝うためにこっそりとパーティーの準備を進めていた。
ルーデウスはエリスたちのサプライズに気づきながらも知らないふり。
そんな穏やかな日々に、ルーデウスは幸せを感じていた。
そして誕生日当日、ルーデウスの自室には意外な人物の姿が・・・!?
引用元:dアニメストア
アニメ「無職転生」第8話はライトノベル2巻に収められています。

ルーデウスはマルチリンガル
エリスの10歳の誕生パーティーから2年が経った。
ルーデウスは日当たりのよい窓辺で他言語の勉強をしている。

エリスとギレーヌは中庭で木剣を激しく打ち合っている。
エリスは12歳になり、剣神流の上級剣士になった。
ルーデウスが空を見上げると、いつものように赤い球体が浮かんでいた。
赤い球体は少しずつ大きくなっているように見える。
ルーデウスは正体不明の赤い球体を不思議に思い、気にした。
第7話のエリスの誕生パーティーから2年が経ちました。
ルーデウスはもうすぐ10歳ということで、チ○コの毛も生えたようです。
ルーデウスは2年のあいだに、獣神語、魔神語、闘神語を習得していました。
前世の日本語とこっちの世界の人間語を合わせると、なんとルーデウスは五か国語も話せるマルチリンガルということになります。
ルーデウスが語学に励んでいるあいだにエリスは剣の道を究めていたようで、12歳にして剣神流の上級を習得しています。
どの流派でも上級に到達するには剣術の才能のある人が一つの流派をまじめに打ち込んで10年かかるそうなので、4年くらいで上級になったエリスの天才ぶりはいかほどでしょうか。
しかしパウロは11歳で上級剣士になっているので、世のなか上には上がいるものです。
ちなみにルーデウスも中級剣士になっています。
中級剣士は一般的な騎士に相当する実力なので、決して低いレベルではありません。
しかし家柄は貴族、剣術は中級、魔術は聖級、五か国語話せる(日本語は暗号に使える)というルーデウスは、この世界では文句なしの高スペックのようです。
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ルーデウス転生してはや10年
エリスとメイドが何かを荷車に乗せて、急いだ様子でどこかへ運んでいる。
ルーデウスがこっそり覗くと、エリスたちが台所でルーデウスの10歳の誕生日を祝う相談をしていた。

パウロの実家であるノトス家の事情もあり、ルーデウスがサウロス家のお世話になっていることがおおやけになると貴族的な意味で面倒事が増えるので、本来なら大々的に祝うルーデウスの10歳の誕生日が祝えない。
そこでエリスたちは、ボレアス家だけで誕生パーティーをサプライズで催し、ルーデウスをよろこばせてやろうと企画した。
ルーデウスがこの世界に転生して10年が経とうとしていた。
ルーデウスをよろこばせようと一生懸命のエリスがかわいいですね。
もしパウロがノトス家を出ていなければ、ルーデウスはアスラ王都で名門貴族の子息として10歳の誕生日を祝ってもらえる立場でした(それがルーデウスにとって幸せかどうかはともかく)。
いってみればエリスより立場が上なのに、諸事情でボレアス家のエリスの家庭教師をしています。
それがエリスのような貴族から見ればとても不憫で、「ルーデウスもあんな家の生まれじゃなければね」という言葉になったのです。
当のルーデウスはそんなことはどうとも思っていないので、エリスとのあいだには10歳の誕生日に対するとらえ方がだいぶ違っているようです。
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鍛え抜かれたギレーヌのお尻
ルーデウスの誕生パーティー当日、ボレアス家の屋敷は騒々しかった。
ギレーヌはパーティーの準備が整うまで、ルーデウスを部屋に引き止める役を任されていた。
状況を察したルーデウスはギレーヌの弱みにつけこんで、尻尾の付け根の部分を見せてほしいと要求する。
ルーデウスの思惑は外れ、ギレーヌはルーデウスのセクハラまがいの要求にあっさり応えた。
ルーデウスがギレーヌの岩のように鍛えたお尻に見惚れていると、準備ができたと報告にきたメイドに目撃されてしまう。

このシーンは本当に笑えました。
ギレーヌの尻尾の付け根の部分、要はお尻を見せてくれとゲス顔でいうルーデウスに、一瞬もためらうことなくズボンをおろすギレーヌ。
尻尾の付け根の部分を見たいといったくせに、ルーデウスはカッチカチに鍛えたお尻に目を奪われてしまいます。
ギレーヌの突き出したお尻をルーデウスが後ろからまじまじと見ているという、とんでもない場面を見せられてしまうメイド。
あのあと二人がどう言い訳したのか気になりますね。
しかしギレーヌの下着が黒いTバックだったことに驚きました。
御神体(ロキシーの下着)もシルフィエットも、グレイラット家の洗濯おけに入っていた下着もすべて白色だったので、この世界の下着は染色していない綿製品ばかりだと思っていました。
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ルーデウスの誕生日パーティー
パーティー会場では、大勢の人がルーデウスの誕生日を祝ってくれた。
エリスから花束を受け取り、感激して涙を流す(ふりをする)ルーデウス。
ルーデウスに泣かれてオロオロするエリスと、「ノトスんところと戦争じゃあ!」と息巻くサウロス。
暴走したサウロスは一時退場させられる。
エリスは気を取り直し、「今日はルーデウスがびっくりするものを用意した」という。
ルーデウスが「まさか父様たちがここへ?」と顔を輝かせると、エリスは答えにくそうに否定する。
ルーデウスがパウロたちと会えないと知ってがっかりすると、パーティー会場の人たちはルーデウスを不憫に思いしんみりする。
ヒルダが「ルーデウス、あなたはもううちの子よ!」と感極まったようにルーデウスを抱きしめた。

「養子、いえ!エリスと結婚しなさい!」と無茶をいうヒルダに、エリスは顔を赤らめて反論する。
暴走したヒルダも一時退場させられる。
エリスが用意したルーデウスがびっくりするものというのは、一目見てすごく高価だとわかる立派な杖だった。
ルーデウスがお礼をいうと、エリスはパーティーの開始を宣言した。
ルーデウスはボレアス家の人たちに笑顔で祝福された。
ボレアス家はみんないい人たちばかりですね。
大勢の貴族を招待して盛大に行う誕生パーティーより、こちらのほうが気持ちがこもっていてすばらしい誕生パーティーだと思います。
しかしルーデウスはボレアス家からすごい杖をもらいましたね。
アスラ王国最高の杖職人に、世界中から集めた極上の素材で作らせた逸品です。
杖職人はアスラ王国宮廷魔術団で随一の杖製作師チェイン・プロキオンで、あの大きな青い魔石は「はぐれ海竜」のAランク魔石、杖部分は「エルダートゥレントの腕」を素材にしています。
「アクアハーティア」という杖の名前を聞いてルーデウスは「名前はちょっと中二っぽいけど」と思いますが、「アクアハーティア」は「傲慢なる水竜王」という意味なので、なるほど確かに中二っぽい名前です。
しかし中二っぽいネーミングが好きな僕は、素直に「おお、かっこいい!」と思いました。
アクアハーティアのお値段は、ルーデウスの見立てによると魔石だけでアスラ金貨百枚以上(日本円で約一千万円以上)ということなので、杖部分の素材費と職人の制作費を合わせると二千万円くらいになるかもしれません。
ボレアス・グレイラット家の財力恐るべしですね。
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ヒルダがルーデウスを嫌っていた理由
誕生日パーティーのあと、フィリップがルーデウスにエリスの兄弟の話をする。
エリスの兄弟は、ボレアス家の伝統により、王都に住むボレアス家当主(フィリップの兄ジェイムズ)の家で育てられているという。
伝統に納得できなかったヒルダは、自分の息子たちはこの屋敷にいないのに、よその家の子のルーデウスが我が物顔でいることが我慢ならなかったらしい。
フィリップはルーデウスを嫌っていたヒルダのことを悪く思わないでやってくれと庇う。
そしてフィリップは真剣な表情で、ボレアス家乗っ取り計画をルーデウスに持ち掛ける。

貴族の権力闘争なんてまっぴらだと考えたルーデウスは、「酒の席での話ということにしておきましょう」とやんわり断った。
ヒルダがルーデウスに冷たく当たっていた理由が判明しました。
ヒルダの気持ちもわからなくはないですが、ルーデウスには完全な八つ当たりですよね。
しかしヒルダは10歳の誕生パーティーに親とも会えないルーデウスに同情して、抑えていた感情を暴走させてしまったのでしょうか。
退場騒ぎになってしまいましたが、ヒルダがただの嫌な人じゃなくて安心しました。
フィリップの野望がとうとう描かれましたね。
いつもは閉じているように見えるフィリップの目が大きく見開かれて怖かったです。
フィリップはボレアス家の跡目争いに負けましたが、まだボレアス家当主の座をあきらめてはいませんでした。
ルーデウスをエリスの家庭教師にとパウロから頼まれたときはそれほど期待していなかったフィリップですが、暴れん坊で手が付けられなかったエリスをいっぱしのお嬢様に仕上げたルーデウスの実力を見て考えを改めたようです。
フィリップはルーデウスの嘘泣きも見破っていたようで、剣術に魔術に多言語も流暢、人心操作もできるルーデウスと組めば、ボレアス家の乗っ取りもうまくいくのではないかと踏んだのかもしれません。
フィリップはフィットア領最大の町の町長なんだからそれで十分じゃないのと庶民の僕なんか思いますが、生まれつき権力を持ったお貴族様たちは当主になれないことは屈辱に感じるんでしょうね。
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ルーデウス大人の階段を登り損ねる
ルーデウスが部屋に戻ると、エリスが下着姿でベッドのはしに座っていた。
「一人でさびしいだろうから、今日は一緒に寝てあげるわ」というエリスに、ルーデウスはフィリップの差し金か?と思いつつ、エリスの体をエロい目で見る。
ルーデウスはエリスを押し倒す妄想を一度は振り払うが、エリスに「ちょっとならエッチなことをしてもいい」といわれ、本当に押し倒す。

しかしルーデウスは「ちょっとなら」以上にやり過ぎてしまい、エリスにビンタされ蹴り倒され、股間を踏まれてしまう。
ルーデウスが股間を押さえながら後悔していると、エリスが戻ってきてくれたので土下座して謝罪する。
エリスはルーデウスを許し、ルーデウスが成人する5年後まで我慢しなさいという。
一度は歓喜するルーデウスだったが、シルフィエットとラノア魔法大学へ行くという当初の目的を思い出しあわてる。
エリスがルーデウスの部屋にきていたのはフィリップの差し金ではありません。
ルーデウスが親がきていないと知ったときがっかりしたのを見て、今夜はきっとさびしがっているだろうと思ってなぐさめにきてくれたのです。
そんなエリスのやさしい思いに気づかず、ルーデウスはただ性欲をぶつけようとしました。
ルーデウスの前世の男性が童貞だったために起きた悲劇ですが、エリスはルーデウスが大好きなので「特別に」許してもらえました。
エリスがいった「特別な日だから特別に許してあげる」は照れ隠しで、本当は「ルーデウスが特別な人だから特別に許してあげる」ではなかったのかもしれませんね。
もちろんエリスがそんなデレたことを二人きりでもいわないでしょうが。
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グレイラット家とフィットアの異変
ブエナ村の森で狼のような魔物を鮮やかに狩るパウロ。
ロールズ(シルフィエットの父親)が、フィットア領全体で魔物が活発に活動しているらしいとパウロに話す。
グレイラット家の庭にいたゼニスとノルンにシルフィエットが挨拶するが、人見知りのノルンはゼニスの背中に隠れ、シルフィエットは苦笑いする。

家の中ではリーリャがメイド姿のアイシャに仕事を教えていた。
シルフィエットはリーリャに手作りのペンダントを託す。
ペンダントはルーデウスの誕生日プレゼントだった。
リーリャは私からはこれを贈るといって、しっかりした作りの木箱をシルフィエットに見せた。
シルフィエットとアイシャがハイタッチして挨拶する。
ゼニスがシルフィが元気になってよかったとリーリャにいうと、リーリャはルーデウスがいなくなったあとのシルフィエットの暴れた様子を思い出した。
疲れた様子で帰宅したパウロが、魔物が最近活発で大変だと愚痴る。
遠雷のような低い音が響く空を見ると、不気味な色をした雲が遠くまで広がっていた。
シーローン王国のロキシーもアスラ王国がある方角の空の色を見て異変を感じ、ルーデウスの仕業かと心配する。
ひさしぶりのブエナ村です。
ルーデウスの誕生日より少し前の時間の話のようです。
ブエナ村で魔物が活性化していたせいでパウロたちがルーデウスの誕生パーティーにいけなかったことが、パウロのセリフからわかりました。
ボレアス家はパウロに誕生パーティーの招待状を送ったようですが、ブエナ村の駐在騎士であるパウロが村の危機を放置して息子のお祝いに駆けつけるわけにはいきませんからね。
シルフィエットがなんとなく大人っぽくなっていましたが、リーリャのいうシルフィエットの暴れた話はこうです。
シルフィエットはルーデウスが気絶させられてロアに連れていかれる、その瞬間を目撃しました。
シルフィエットはルーデウスを助けようととっさに思ったのか、パウロにいきなり本気の中級魔術を打ってきました。
それはパウロでなければ受け流せずに死んでしまうほどの威力で、パウロはシルフィエットになんというすごい魔術を教えていたんだと驚きます。
その後シルフィエットは一緒に来ていた父親のロールズに諭され、ルーデウスが帰ってくる5年後までに強くなっていようと決意するのでした。
しかしブエナ村の空、音といい色といい尋常ではない異様さです。
ロキシーもシーローン王国からアスラ王国の方角を見て異変を感じていました。
ロキシーは空が以前見たことのある召喚魔術の光り方に似ていることを思い出し、「まさかルーデウスが召喚魔術を行っているのでは?」と考えます。
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魔力に引き寄せられる強者たち
強風の吹く険しい岩山の頂上を、悠然と歩く一人の男性。

男性は巨大な赤いドラゴンが吐く火炎や咆哮にびくともしない頑強さだった。
男性が金色の瞳で睨むと、ドラゴンは恐れをなして逃げていった。
「魔力が集まっていく。なんだ、どこで狂った」
「まあいい、いってみればわかることだ」
男性はそうつぶやくと、また歩き出した。
魔界大帝キシリカ・キシリスを名乗る少女は、とんでもない魔力量を感じていた。

左目の魔眼でも魔術の主が見えないので、直接会いにいってやるぞと高らかに笑いながら一人どこかへ歩き出した。
空中要塞の主、甲龍王ペルギウスは、アスラ王国上空に集まっている魔力が「召喚光」に似ているという。

「まさか魔神ラプラスの封印を解こうとするやつがいるのか」
甲龍王ペルギウスはアルマンフィを呼び、魔力の発生源を調べさせ、「怪しいやつは見つけ次第殺せ」と命じる。
第8話の終盤において新キャラが続々と登場しましたね。
それもなんだかとても強そうなオーラをまとったツワモノたちが。
こういう展開は正直ワクワクします。
ドラゴンがおしっこちびらんばかりに逃げ出した男性は、「世界最強」の異名を持つオルステッドです。
オルステッドの声は、津田健次郎(つだけんじろう)さんが担当しています。
津田健次郎さんの代表作には「僕のヒーローアカデミア」のオーバーホール役や「呪術廻戦」の七海建人役などがあります。
オルステッドは顔は怖いですが、穏やかで寛容な人物です。
しかしオルステッドがルーデウスと初めて対面したときは、ある理由で残酷な目に遭わせてしまいます。
魔界大帝キシリカ・キシリスはツルペタ幼女の姿をしていますが、不死魔族という種族なので年齢は一万歳ほどです。
キシリカ・キシリスの声は、井口裕香(いぐちゆか)さんが担当しています。
井口裕香さんの代表作には「とある魔術の禁書目録」のインデックス役や「ガールズ&パンツァー」の冷泉麻子役などがあります。
キシリカ・キシリスは12種類の魔眼を持っていて、のちにルーデウスに二種類の魔眼を与えることになります。
空中要塞の主、甲龍王ペルギウス・ドーラの姿をうっすらとですが見ることができました。
ペルギウスの声は、小山力也(こやまりきや)さんが担当しています。
小山力也さんの代表作には「24 TWENTY FOUR」のジャック・バウアー役や「名探偵コナン」の毛利小五郎(2代目)役などがあります。
部下に「怪しいやつは見つけ次第殺せ」とか平気でいっちゃう怖いおじさんですが、ラプラス戦役の「魔人殺しの三英雄」の一人で、悪い人ではありません。
ペルギウスもロキシーと同じように、アスラ王国上空の異変を召喚魔術が関係しているようにいっていましたね。
赤い球体と召喚魔術の関係について今後の解明が楽しみです。
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光に飲み込まれるルーデウスたち
ルーデウスとエリスとギレーヌは、見晴らしのよい広い場所に来ていた。
ルーデウスが誕生日にもらったアクアハーティアの試用とキュムロニンバスの披露のために。
ルーデウスは詠唱を始めるが、赤い球体と空の異変に気づいて途中でやめる。

ギレーヌが右目の眼帯をずらして空を見上げ、「すさまじい魔力だ」と不安そうにいう。

危険を感じたギレーヌがここから離れたほうがいいと言いかけた瞬間、何者かが三人を襲った。
剣王ギレーヌと互角の実力を持つキツネの仮面の男性は、自らを「光輝(こうき)のアルマンフィ」と名乗る。

ルーデウスは唐突な展開で何がなんだか理解できず、考えをまとめていた。
そうしているうちに上空の赤い球体が一瞬で消失し、危険を察知したアルマンフィも消えた。
同時に赤い球体の消失した付近から発せられた一筋の光が地上に打ち込まれ、瞬く間に驚異の速さで同心円状に広がっていった。

ギレーヌが「お嬢様!ルーデウス!」と叫びながら、広がる光に飲み込まれていく。
ルーデウスとエリスも、なす術なく光に飲み込まれた。
アクアハーティアを使ってのキュムロニンバスを見たかったですね。
アクアハーティアには「はぐれ海竜」の魔石が付いているので、水魔術を5倍まで効率化できます。
5倍の効率化というのは、杖なしの場合は魔力1に対して魔術の威力が1だとすると、杖ありの場合は魔力1に対して魔術の威力が5ということです。
ルーデウスが今まで通りの魔力でウォーターボールを出したら、驚くほど巨大なサイズになっていたことで威力の増加が表現されていました。
ギレーヌの右目は魔眼だったんですね。
体中に傷跡があるので、右目も昔何かあって眼帯をしてるんだくらいに思っていました。
ギレーヌの魔眼は魔力量を量れる能力を持っているようで、キシリカ・キシリスの魔眼とはまた違うようです。
光輝のアルマンフィはボスの命令通り、問答無用でルーデウスを襲ってきました。
アルマンフィの声は、河西健吾(かわにしけんご)さんが担当しています。
河西健吾さんの代表作には「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の三日月・オーガス役や「鬼滅の刃」の時透無一郎役などがあります。
アルマンフィはペルギウスの使い魔の一人で、光に変化して移動する能力を持っています。
赤い球体が消失したときも自分だけさっさと光の速さで逃げていきました。
そして何がなんだかわからないまま謎の光が迫ってきて、三人は光の中に飲み込まれてしまいます。


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まとめ:第8話の感想と解説について
今回は、第8話の感想と解説についてまとめました。
- ルーデウスの10歳の誕生日パーティーをエリスがサプライズで企画する
- ルーデウスはボレアス家から誕生日のプレゼントとして超高価な杖をもらう
- エリスからの誕生日のプレゼントはちょっとエッチなこと(しかしもらい損ねる)
- フィットア領上空に集まった強い魔力に世界中の強者たちが注目する
- ルーデウスたちは突然上空から降ってきた謎の光に巻き込まれて消えてしまう
第8話の残り数分は怒涛の展開で、見終わったあと疲れてしまいましたよ。
ルーデウスの誕生日やブエナ村のほのぼのした様子を見たあとでの絶望的な状況ですからね。
あの赤い球体と光は一体なんだったんでしょうか。
すごく強そうな新キャラも登場したし、次回からのターニングポイント後の展開を楽しみにしたいと思います。
以上、「無職転生」第8話「ターニングポイント1」の感想と解説でした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
アニメ「無職転生」第8話はコミックス3巻に収められています。

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